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【実践報告】キャリア迷子仲間の話を聞いてみた

自分のキャリアについては、熟考と行動と最後は直感に基づく判断を重ねてきた自分ですが、振り返ると、妹分のような後輩ちゃんたちから時々相談を受けてきたことに気がつきました。昔から、姉御肌のようです。

先日、夫婦揃って元同僚のある女性から、フリーランスになろうか検討しているので、話を聞きたいという相談をもらいました。

1回目は、Zoomで小一時間話を聞きました。他にも何人かと同じ話をしたそうなのですが、私との話が一番しっくりきた・納得感があったとのこと。2回目までは半年ぐらい空けて、改めて対面で話をする機会を設けました。パフェを二人でがっつりいただきながら、ですが😃

ゴールデンキウイのパフェ@アフタヌーンティー(丸ビル) 甘くてうまーー

彼女は新卒でずっと同じ会社にいて、とても真面目できっちり仕事ができていて、それなりの役職にもついていました。辞めたい理由もあるが、かといって辞めて何をしたいかがはっきりしていなかったのが、本人の問題意識。

キャリコンでカウンセリングの特訓をしたせいか、最初から関係構築ができていたせいかわかりませんが、認知の歪みが浮きでてくるようにわかりました。

  • 真面目な頑張り屋さんで、「〜しなければ」思考が強い。

  • 自信がないというわけではないが、なぜか自分で自分の可能性を無意識に否定している。自己評価を下げる発言をさらりと言っている。

  • 自分自身の内面との対話を、あまりしてこなかった印象。自分の正直な気持ちや心の声を、うまく聞けていないかも。

例えば
彼女:絵を描くのが好きなんです。文字よりも表現できるっていうか。
私:そうなんだ、いいね。どんな絵を描くの?
彼女:いや、落書き程度なんですけど(笑)
私:(まだ何も見てないんだけどなー。どうして、最初から落書きって言っちゃうんだろう?)

こんな会話が、笑顔で繰り返されました。悲壮感とか謙虚さとかそういうのではなく、ごく自然に。

私からそっと質問を重ねているうちに、本人が「私は、どうしてそう思って(自己評価を下げて)いるのだろう?」と自ら過去を遡り、子供時代の自分や母親から受けた影響などを思い出しながら、少しずつ気がついていきました。「ちゃんとしなきゃ」というのが、彼女の頭の中で繰り返されるキーワードだった模様です。

「ちゃんとして」の「ちゃんと」って、なんでしょうね?任せられたこと・やると決めたことはきちんとやりきる、という長所につながっているものの、自分のやりたいこと探しにおいては、これが逆に足枷になっているような気もするのです。

まだ何も解決したわけではないですが、それでも、「気づきがあった」「スッキリした」と言っていました。

カウンセリング後の「すっきりした」っていうのを、もし別の言葉に置き換えるなら、「自分の思いを言葉としてアウトプットでき、かつ聞いてもらい、受け止めてもらった」すなわち、誰かに理解してもらって肩の荷が少し降りた「すっきり」感なのでしょうか。

2時間話しても話し足りなかったので、「せかやり」と「クリフトンストレングス」で、自分自身を主観的・客観的に眺めつつ、心の声と向き合ってみることをおすすめしてお茶会は終わりました。

これからのキャリアは、残るか退職かのモノクロじゃなくて、もっとカラフル。趣味や副業としてトライアルしてもよいのですし、心が動いたものは、まずちょっと試してみればいいと思います。そういったアクションが、次に会う時に出てくるかどうか。

仕事に子育てに大学院に多忙の彼女ですが、自分の望みに素直に向き合っていけることを願っています。


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