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世界一周をするためにライティングスキルを身につけたい。ムロさんの「笑顔」を撮る理由とは

4月にスタートしたPOOLOトラベルクリエイターコース。POOLOJOBと呼ばれている同コースは、「旅を複業にするスタート地点」として3ヶ月間でライティングや写真、SNSブランディング力を身につけます。
現在、受講生50人が毎週ある講義を受け、SNS課題やnote課題に取り組んでいます。
今回は、受講生のムロ|松室一馬(以下、ムロ)さんに旅の原体験やTABIPPO学生支部での活動、POOLOJOBの参加理由などをお聞きしました。

世界一周に憧れて旅界隈の人をフォローし、詐欺に遭う

──旅好きの仲間を作る学生コミュニティ「TABIPPO学生支部」との出会いについて伺ってもいいですか。
ムロ:大学入学後、世界一周に憧れて旅をしたいと思い、旅界隈の人をフォローしたり、SNSで旅の情報を集めたりしていました。
ある日、一人の男性から「旅してお金を稼ぎませんか」とDMが来たのです。電話で事業内容を聞くうちに「本当に稼げるかも」と思い、初期費用の3万円を振り込んだところで音信不通に。騙されたと思って、公式LINEに本名で登録している人を片っ端からSNSで検索し、ヒットした1人に連絡を取りました。

──探して連絡を取るって行動力がありますね。詐欺にあったことを伝えたかったのですか。
ムロ:当時は必死で。僕が詐欺に遭ったのか分からず、助けを求めたのです。SNSでヒットして連絡を取った人がTABIPPO学生支部のスタッフでした。その人から「詐欺だ」と言われ、確信しましたね。
また、旅好きで意気投合し、話をする中でTABIPPO学生支部の存在を知ります。その人に招待していただいて参加したBackpack FESTAを学生だけで作っていることに感動し、学生スタッフになることを決めます。

1年目で挫折を味わい、心理的安全性を高める部署を立ち上げる

──大学2年から参加したTABIPPO学生支部での活動はどうでしたか。
ムロ:TABIPPOの学生支部は全国に9支部あります。
僕は広島支部に2年間在籍しました。広島支部は広島市内に住む人と広島大学に通う人に分かれていました。毎週あるミーティングは広島市内で行われるのですが、広島大学から市内まで1時間かかったのです。
そのため、1年目はイベントやミーティングに時々顔を出す程度でした。しかし、Backpack FESTAに向けた決起集会の本音会で友人が全員に向けて発言した「どうして集客せーへんの」が心に刺さりました。どうして僕は頑張れていないのだろう。それから宮島に行ってリーフレットを配ったり声かけをしたりします。集客が大変で、TABIPPOを1年で卒業するつもりでした。

──なぜ1年目で卒業しなかったのですか。
ムロ:集客を広島支部のメンバーで頑張っていたある日、ひとりが団体を離脱してしまいます。僕は「自分にも非があったのではないか」「もう少し組織を改善すれば抜けなかったのではないか」と考えるくらい悔しかったです。この出来事を機に、2年目はスタッフの心理的安全性を確保して離脱率を減らすことを決意しました。

──スタッフの心理的安全性を確保するためにどのような取り組みをしましたか。
ムロ:僕はエンゲージメントを高める専門の部署を立ち上げました。部署内で心理的安全性を理解するためにオンラインのセミナーに参加したり、本の勉強会を開き、組織の中で浸透させるための施策を考えて実行しました。

──言葉を浸透させるためにどのような取り組みを実施しましたか。
ムロ:組織の中で言葉や理念が浸透するようなイベントを開催しました。また、日常会話で心理的安全性という言葉を使うようにしていました。結果、エンゲージメントを図るサーベイで全国トップの80を記録し、その年の集客目標を達成することができました。

──なぜ、日常会話で使おうと思ったのですか。
ムロ:理念の浸透は文化の浸透だと考えています。その指標のひとつとして、「心理的安全性」を冗談で使えるようになることを掲げていました。無意識に使えるようになれば浸透したと。

──2年間の活動を通して学んだことはありますか。
ムロ:この活動を通して、組織を動かしているのは人で、人を大切にしないと組織は動かないことを学び、メンバーが活動しやすい環境を作ることが一番大事だと思いました。1年目で挫折を味わったことで、2年目の部署立ち上げや集客目標達成につながります。

タビイクに参加して、何事も楽しめるのが旅人だというマインドに

──一人前の旅人を育成する旅人育成企画(通称・タビイク)の現地集合・解散のプログラムに参加したそうですね。どんなプログラムですか。
ムロ:タビイクはメンター1人と参加者10人がグループとなりツアーを実施します。僕は3泊4日の年越しプランinタイに参加しました。旅人を育成するプログラムなので、現地集合解散かつ滞在中の日程は参加者同士で相談して決めます。僕たちはワットパクナムやカフェを巡りました。

──プログラムに参加してどうでしたか。
ムロ:初めての海外で、とても楽しかったです。自分で航空券を手配したり、行く場所を相談して決めたり。どうすればみんなが満足するのかを考えてまとめる力を養うことができました。タビイクに参加して一人前の旅人になれました。

──ムロさんの考える一人前の旅人とは。
ムロ:何事も楽しめるのが一人前の旅人だと考えます。僕は新しい食べ物や景色など知らないものに触れるのが楽しいです。印象に残っている一節があるので紹介します。
「これから起こることはどんなことも楽しむと心に決めることが、旅に出る際のいちばん大切な心の準備なんだ」(喜多川泰著『ライフトラベラー』、ディスカバートゥウェンティワン、2013年)

父親の影響でカメラを始め、ラブグラフのカメラマンに

──ムロさんは、出張撮影サービス「ラブグラフ」のカメラマンになる前に日本一周をしたと聞きました。詳しく聞いてもいいですか?
ムロ:「笑顔」をテーマに日本一周ヒッチハイク旅をしました。日本各地を回りながらラブグラフのカメラマン応募に必要な被写体の写真を撮影しました。日本一周終了後の2022年11月、ラブグラフのカメラマンになり、全国各地に飛んで写真を撮影しています。

──まさに、学生とカメラマン二足のわらじを履いているのですね。ところで、カメラを始めたきっかけを教えてください。
ムロ:僕の父親が一眼レフやフィルムカメラを持っていてカッコいいと思って、父親のカメラを借りて撮っていました。

──人の写真を撮るようになった理由はありますか。
ムロ:人生のテーマは「笑顔」です。大学で写真の撮影を再開して、行事で撮影した写真をLINEのアイコンにしてくれたり、目の前で喜んでくれたりする姿を見てやりがいを感じていました。その時に、カメラで人を笑顔にできると気づいて人を撮るようになりました。

いつかは世界一周に。ライティングのスキルを身につけるため、POOLOJOBに参加

──POOLOJOBに入った理由を教えてください。
ムロ:いつか世界を回りながら仕事をしたいです。そのため、カメラ+αのスキルが必要だと考え、文章を学びたいと思い、参加を決めました。カメラも初心者になった気持ちで学びたいです。

──写真を撮影できるのはいいですね。POOLOJOBでやってみたいことはありますか。
ムロ:カメラ講座をやってみたいです。

──カメラ講座!受けたいです。ところで、ムロさんは3ヶ月の講座終了後のなりたい姿はありますか。
ムロ:就活と卒論、ラブグラフのカメラマンとすべて一所懸命取り組みながらお仕事をいただけるようになりたいです。しばらくは、学生とラブグラフのカメラマン、就職後は会社員と副業を両立させ、30歳までに世界一周に行きたいです。

──プログラムにかけて、おすすめの旅先を教えてください。
ムロ:タイのプーケットです。クルーザーに乗って満天の星空を見たり、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」のロケ地で映画を見たり贅沢な時間を過ごしました。

編集後記

1時間弱の取材で旅を起点にさまざまな経験をしていることが伝わりました。
詐欺に遭ったあとTABIPPO学生支部に出会い2年間活動したり、ラブグラフのカメラマンになるために日本一周をしたり。辛いことがあってもポジティブに捉える姿が印象的でした。
文章力をつけるために参加したPOOLOJOB。毎週課されるnote課題を読んで、写真の様子が伝わる文章で素敵だなと思っていました。
ぜひ、カメラ講座は受けたいです!開いてほしい✨

取材・執筆:Kumi(@Kumi_writer)
写真提供:ムロ|松室一馬さん

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