第120話 不器用な自分と生きていこう
もうすぐ今年も終わる。
毎年思うけど、あっという間だったな。
色んな事を考え、感じた1年だった。
大人は不器用だな。と思う。
もちろん私も。
私の周りに居る大人達も。
心のままに進めたら。
その先の事なんて何も考えずにいられたら。
どんなに良いのだろう。
年齢を重ねれば重ねるほど、
怖がりになっていく自分がいる。
差し伸べられた手を素直に掴む事が出来たら、
投げ掛けられた言葉そのままを受け取る事が出来たら、
どんなに楽になれるのだろう。
でも、出来ないんだ。
どんどん不器用になる。
それなのに、器用な振りをして生きている。
怖いものを見ないようにしながら。
でも、もう
やめることに決めた。
相手に合わせすぎることも、
自分の気持ちに嘘をつくことも、
嫌われることを怖がりすぎることも、
全部、全部、
やめると決めた。
そのままの自分で生きたいんだ。
それで嫌われたら仕方ない。
なんて、100%の強がりだけど、
自分を嫌いになるよりはいい。
変わるのは怖い。
今まで必死に守ってきたものが、
壊れてしまうんじゃないか。
大事な人が離れていってしまうんじゃないか。
怖い。
でも、決めたんだ。
自分自身に嘘をつき続けたこと、
自分の気持ちを誤魔化し続けたこと、
自分の気持ちを大切に扱ってあげられなかったこと、
自分の心に謝りたい。
ごめんね。
これからは大切にします。
怖がりで、
寂しがりやの私は
今は少し不安だけれど、
大丈夫。
例え目の前で起こっていることが、
私の望む形では無かったとしても、
長い目で見ればきっと良い事になる。
だから、大丈夫。
人はいつからでも変われると信じて、
不器用なまま
スタートしよう。
大丈夫、大丈夫。
私にとって大丈夫は魔法の言葉だから。
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