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#87 たかがランドセル。されどランドセル。ラン活から見る我が家の子育て方針

こんにちは、くみです。

2回、子供達のランドセル選びをした私。
実は娘の時のランドセル選びに
母として良かったのか?と言う反省があります。

大げさに言うならば、
自分の子育てに対する姿勢
へのは反省が。


ネットを見ていたら、
たまたまラン活(ランドセルを買う)記事を
見たので今日はその話を。

ラン活で周囲の情報に流されたり、
同じように迷ったりする方の
少しでも参考になれば嬉しい。

加熱するランドセル活動

「ラン活」って言ってみれば
単にランドセルを買うだけなのに、
すごく加熱してますよね。

そもそも、
「保カツ(保育園に入れるために頑張る行為)」や
「妊活(妊娠するために頑張る行為)」に並び、
「ラン活」って言っちゃうくらいだから。

「ラン活」とぐぐれば、でるわ、でるわ。

✅ラン活でベストなランドセルを
勝ち取るための全知識
✅2022年度のラン活はもう始まってる?
✅人気メーカーの予約方法 

あおる、あおる。

でもね、突き詰めてみれば、 
何度も言うけど「ランドセル買うだけ」
なんですよ。

そんな活動に対して1年間もかけるべきなのだろうか。
記事には「6月〜8月」頃には買っておこうと。
早いなあ

我が家のランドセル選び(娘の時)

今でこそアメリカに住んでいますが、
日本のランドセル選び、2回しました。
娘(14歳)と息子(8歳)

そして娘の時のランドセル選びには
「母親として良かったのか」
と言うちょっとした後悔が残っています。

2013年当時。
ラン活なんて言葉もなかったと思いますが、
ランドセルをじっくり選ぶ、時間をかけて
選ぶと言う兆しはあったと思います。

娘より一歳上の女の子がいる友人が、
「吉田鞄」にしたとか言っていて
「吉田鞄って何?」と調べたことを思い出す。


ちょうどいわゆる鞄職人による
メーカー大量品じゃないっぽい
職人のランドセルみたいのも流行り始めた時期。
みなの購入時期も入学する年度前の
8月くらいまでには大体終わってた。

一方、私。
入学する前の1月に買いました。
娘の時は、
デパートなので、いろんな種類のランドセルを見て
最終的には、フィットちゃんのランドセル
こげ茶を購入。


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カバーに白でレースの刺繍が入ったシックなカバン。
両サイドの刺繍も乙女心をくすぐるハート。

娘は14歳。今でも
「私のランドセルはかわいい」と
思っています。
良かった。

娘が満足しているランドセル。
それなら親の私はどこを反省しているのか?

ランドセル選びの何を反省するのか?

一言で言うと、
親の思う方へ誘導してしまったのではないか?
ということに尽きる。

娘が当時お店で迷ったのは、
「淡いベビーピンクのランドセル」と
「シックなこげ茶のランドセル」。


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どちらも可愛かった。
でもね、
たぶん、本人はベビーピンクの方が
気に入ってた。

それをさりげなーく誘導というか、
「ブラウンはシックで長く使ってもかわいいね」
とか言った。

結果、娘は「こげ茶」を選んだ。

今でこそ娘は
「ベビーピンクじゃなくて絶対良かった」
と言うのですが、
私はここで反省してる。

今同じシーンに出くわしたら、
今度は
「絶対誘導しない」

おそらく全く私が何も言わなかったら
子供はベビーピンクを選んでいたと思う。
ベビーピンクを選んでても6年まで大切に
誇りを持って使うかもしれないし、
やっぱりこげ茶が良かったなと
本人が思うかもしれない。

子供の課題に介入しない

結局、何が大事かと言うと、
「子供の問題に親は介入しない」
と言うことだと思う。

今回の件、たまたま娘は
「こげ茶で良かった」と
6年間を振り返って
言ってますが、
もしこれが
「ママがこげ茶に誘導したからこげ茶に
したけど、ベビーピンクがやっぱり良かったな」
とかなったら私はどうするんだろう。

責任をとれるわけではない。

こういう親の介入が
ランドセルから始まり、
中学、高校選びや大学選び、ひいては就職活動
さらにエスカレートして結婚相手選びまで
介入しちゃうかもしれない。



だから私はあのランドセル選びの後
猛烈に反省したのです。
(今なお覚えてるくらい)

あの後、帰宅して
「ランドセルまだ変えることできるからね」
と娘に何度か話したけど、娘は
「これにする」と言っていた。

私自身は「誘導しちゃったかな」
と反省していたが、
返すこともできる、交換することもできるという
選択肢の中で、「やっぱりこげ茶にする」と
選んだのは、この時点でもしかしたら
すでに彼女自身の選択だったのかもしれない。

男の子がかわいいピンクとか選んだら?

よくある質問で、
「男の子がかわいいピンクとか選んだらどうする?」
です。

女の子が茶色や黒を選ぶことは結構あるけど、
男子はやっぱり「いわゆる男子っぽい色」に
落ち着くことが多い。

そんな中で、可愛らしいピンクとかを
選んだらどうするか?

娘の時の反省もあり、
私だったら、迷わず

「子供が選んだものにする」
です。

それで仮に、周りからからかわれるとなっても
どう対処するかは子供に委ねる。

子供がランドセルで、
「こんな色にしたからからかわれるんだ」と
言っても、堂々ともっていればいい。

やっぱり、他の色にしたければ、
お下がりをもらう、中古を買う、もしくは
ニトリとかで比較的リーズナブルなやつを
買うと言う選択肢もあるしね。

私にとって大事なのは、
「子供の問題に介入しない。
 アドバイスを求められればする」
です。

これ言うは易き、行うは難しで
宿題とかしてないと、
「宿題いいの?」とか声かけして
エスカレートすると
「終わらなくても知らないよ」
とかついつい言っちゃうんだけど。
(全然、自分の課題と子供の課題を分離できてない)

息子のランドセル選び

息子は、ランドセルにそこまで
興味を示さなかった。

いくつか見に行ったけど、
アメリカに行くかもしれなかったし、
息子と相談した結果、
同じマンションに住む男の子のお下がりを
もらいました。
もし新しいのが欲しいと言えば、
いつでも買うからねと言っていたけど。

アメリカに来たし、
息子も頓着しなかったから
良かったかも。

今はこんな格好で通ってます

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たかがランドセル。
されどランドセル。
毎年ランドセル選びのニュースが流れると思い出す、
私のちょっぴり苦いランドセル選びの
話でした。


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