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#36 自己肯定感が爆上がりなアメリカの教育

こんにちは。くみです。

アメリカに来て、最初の数ヶ月はオンライン授業でした。私も息子の横で授業をみていて思ったこと、それは『アメリカ人は本当に褒めるのが上手』と言うことでした。

学校の出欠確認でも褒められる

オンライン授業の時、最初にチェックインといういわゆる出欠確認があるのですが、まずそこから褒められる

毎朝出欠確認する際に、先生はクイズ形式にしており、そのお題が毎日変わる。こんな感じ。

●山にハイキングにいくのと、海に遊びにいくならどっちが好き?
その理由は?
●スーパーパワーが手に入るとしたら、どっち?
空が飛べるようになる。それとも力が強くなる。
どうしてそう思う?
●冬に飲むのはどっちが好き。
アップルサイダーとホットチョコレート。
どうして?

ポイントは必ずその理由を言うこと。
そしてその理由がなんであれ褒められる。

例えば、
「海に遊びにいく方が好き、なぜなら水遊びが大好きできもちいいから」と言っても「確かにそうね、素敵な考えだわ」と褒められる。
仮にここで「毎週、交互にいく。山では虫が捕まえらえられるし、海では泳げるから」と答えとしても「とてもいいアイデアね」といった具合に褒められる。

何を言っても褒められる。
これってすごいことだと思うんですよね。
『自分の発言が全肯定される→自分の考えを話すことに抵抗がなくなる→自分を表現する→また褒められる。』と自己肯定感が爆上がりのシステム。

毎日、数名が表彰される

またオンライン授業では毎日4名ほど表彰されていました。

「発言がよくできた」「相手の話を聞いていた」とかいろんな理由をつけて毎日。
わかりやすいほど順送り的な感じもしたけど、これも「一人ひとりをみて、スポット当てて褒める」素敵な取組だったし、やっぱり褒められた子たちは嬉しそう。

息子も、『今日はね、"Today's Shout"に選ばれたんだよ。理由はこうでね』と毎回ニンマリ。嬉しそうだった。
それを見るたびに、「人が見てくれている感覚、そして認められるって感覚、やっぱり大事だなー」って改めて実感。

さらにはCitizen of Month(毎月、頑張った子)を全校で表彰

毎日の表彰だけでなく、毎月の表彰もある。これは担任の先生が数人選んで、全校生徒の前で公表されると言うモノ。さらに賞状まである。息子が今の学校に転入して3ヶ月目くらいの時、これをもらった時は、鼻高々。本当に嬉しそうだったし、もらってない子は、もらっている子を見ると羨ましそうだった。

子供達どうしも褒めあう

こう言う経験を日常的にしていると、こどもたち同士でも褒め合うようになります。

英語の時間に「自分でお話をつくろう」の取り組みをしていた時のこと。オンラインのブレイクアウトルームで、息子のお話を説明したらクラスメイトの子が

”Nice! I like  your story” いいね、あなたのお話、私はとても好き。

ととても自然に褒めるのです。若干、7歳-8歳にしてこの褒めっぷり。
親や先生がしていることを自然と学び、自分も同じように行動する。まさにその典型。そして言われた方は、また肯定感が上がる。

子供はやっぱり褒められるととても嬉しそう。そしてやる気が出る様子。

私的アメリカから学び、取り入れたいことのNO1は間違いなくこれ。

手帳に「子供について毎日褒めた内容」記録する育児褒め日記をつけて私の褒める訓練と褒められた子供の変化、効果を測ってみようかしら・・・

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(おまけ)
我が家の息子の話。
忘れ物が本当に多い。学校に行くのにランドセル 忘れちゃうタイプ。そんな息子、この前の一番大きな忘れ物は、「外にいくのに靴を忘れたこと」。息子以外の家族は、みな「え、外にいくのになぜ靴忘れる?」と目が点。爆笑。外出はほぼ毎回車なのですが、一回車庫で忘れ物を取った時靴を脱いで家の中に入り、なぜか?そのまま車に乗ってしまったとのこと。もちろん、靴がなければ外で降りられないので、その日は家にとんぼ返りしました。
次は何をやらかしてくれるのか楽しみです。


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