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復活!「Sticky Fingaz Hazy IPA」


こんにちは!
湘南ビール醸造責任者の筒井です。
新年度を迎えた4月。ドキドキ、ワクワクした新生活を始めた人もいるのではないでしょうか。
弊社は珍しく4月決算のためあともうひとがんばりがといったところです。
 
さて今回は昨年4月から定番化したヘイジーIPAの一周年を記念して発売した「Sticky Fingaz Hazy IPA」をご紹介いたします。
  

ヘイジーIPAの歴史


まずはヘイジーIPAの歴史を振り返ってみたいと思います。おおよそ5~6年前にアメリカのニューイングランド地方で発祥したと言われています。ニューイングランド地方はアメリカの北東部に位置し、ニューヨークよりさらに北側のかなり寒い地域にあたります。当時はアメリカ西海岸で生まれたホップが効いたキレキレのウエストコーストIPAが全盛の時代でした。そんな中でホップの使い方を違った角度から試して生まれたのがこのヘイジーIPA。初めの頃はニューイングランドIPAと呼ぶのが一般的だったと思います。

ニューイングランド地域のヘイジーIPA
 

ヘイジーIPAの外観


ヘイジーIPAの最大の特徴は名前の通りその濁った外観ではないでしょうか。その濁りの要因は三つあります。一つ目はベースのモルト以外にタンパク質の多い小麦とオーツ麦を入れている点。二つ目は大量のホップを投入することでホップのポリフェノールが抽出される点。三つ目は沈殿しづらい特殊な酵母で発酵させる点にあります。これらの三つの要因が併さることであの独特な外観が生まれています。
 

濁った外観


ヘイジーIPAの味


味わいの部分での最大の特徴はトロピカルフルーツや桃、マンゴーを連想させるジューシーなホップのアロマ、フレーバーではないでしょうか。湘南ビールでは通常のIPAに比べて約2倍量のホップを使用しています。また他のIPAに比べて苦みが少なくソフトな飲み口も特徴ですね。

左が定番のIPA 右が2倍量のホップを使用したSticky Fingaz Hazy IPA。


 
 

「Sticky Fingaz」名前の由来


湘南ビールでは5年前からヘイジーIPAを季節限定ビールとして発売してきました。その時に付けられた名前がSticky Fingazでした。なぜこの名前を付けたかというと「ベタベタする」という意味のスティッキー。生ホップの中心部にあるルプリンという油脂成分が、手に取る際にベタベタと指につくという意味のフィンガー。それだけ大量のホップを入れているということから名付けられました。
Fingazのスペルはあえてフランクな表現にしています。この名前は世界的人気ロックグループのアルバム名や某人気漫画に登場することは知らなかったため、名前の反響が大きくビックリした事を覚えています。
 

生ホップの写真


 

「Sticky Fingaz Hazy IPA」の特徴


大量のドライホップを施す、定番のヘイジーIPAをベースにしながら、スポットで入手したニュージーランド産ホップ「リワカ」を惜しみなく投入して仕上げました。リワカは生産量が少なく、非常に貴重なホップです。オイル成分が豊富なことから究極のホップとも呼ばれています。アロマはリワカの特徴であるピンクグレープフルーツやパッションフルーツを強く感じられます。定番ヘイジーIPAを超え、さらに強化されたジューシーなトロピカルフレーバーが楽しめます。
 

定番のヘイジーIPAとの飲み比べも面白い 右が定番のヘイジーIPA
 

今後について


Sticky Fingaz Hazy IPAは限定ビールとして今後発売するかは現在決まっていません。今回の人気や反響次第となるかと思いますので、興味を持って頂いた方は是非店頭やオンラインショップからのご購入をお願いします。
URL
https://kuma.shop-pro.jp/?pid=173991160
 
それではまた!!

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