高校講師として働いてみて…
僕が高校の常勤講師として働いて気づいたことがある。
先生というのは、子どもに対して一人一人できることが限られていること。
僕がいた高校には、家庭問題があるような子が多かった。
その中で一番気になった子どもは、生まれてすぐに親に捨てられ、里親の元で暮らす少年だった。
学校の先生たちは、かわいそうやなとか思って、なんとかしてあげようとしたけど、限界がある。どうしようもできないこともある。
でも僕は、その光景を見逃したくなかった…
里親にも愛想つかされて施設に戻ろうとしている彼を見捨てたくない。そう思って里親制度を調べたりしたけど、自分の生活も不安定な僕が、彼を助けることは出来ないという現実に出会った。
一人一人を助けていたら、キリがない。
そうかもしれないけど、僕は悲しかった。
生徒のことやのに、どうしようもできなくて、家でめっちゃ泣いた。と同時に…生徒救えるような仕事、子どもたちを一人でも救える仕事を探した。
見つけたのは家庭児童相談員だった。
今までの僕は子ども関係の仕事=教師だったけど本当に教師がやりたいのかどうか曖昧になってる。
子どもに関わる仕事がいいのであれば、もっと、いろんな仕事を経験してから、自分に合った教育関係の仕事を見つける方が良いのだろうか。
それとも教師になるために頑張るべきなのか迷う
それぞれ目的が違う。
僕がしたいのは、いじめられてる子どもを救う?
子どもたちの悩みを解決したい?
子どもたちと一緒に何かして楽しみたい?
文化祭や体育祭を一緒に盛り上げたいとか…
他の教師とは違う目的を持ってる気もするんだ
フリースクール、塾、相談員、教師…まだまだ自分の知らない職があるのだろうか。
まだ、自分がどの道で子どもと関わりたいか決められていないのだろうか。
人生は悩むもの。
自分一人では出来ないけど
生徒のために出来ることは何でもしてあげたいし挑戦したい。
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