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中国で家を探してたら「外国人には家を貸さない」と言われたお話

昨日、家を見に行きました。

見せていただいたお部屋は1LDKで家賃は5500元(11万円)ほど。

家賃は予算オーバーですが、二つの地下鉄の駅を利用できる好立地、しかもその地下鉄は空いていることで有名な路線です。

さらに職場までの移動もスムーズで、わたしたちにとって理想のお部屋です。

案内してくれた方も、とっても丁寧で説明にも誠実さを感じたので、この不動産屋さんにお世話になろうかなと思い、一緒に事務所に移動します。

責任者らしき女性に、今日は契約しないけど気に入ったので連絡先を交換したいと話します。ここまですべて中国語での会話です。

すると女性が、わたしに「どこの人なの」と聞きます。

それで「日本ですが」と答えると、外国人には家を貸さないルールになっていると言います。

こうなると何を言っても仕方がありません。

残念ですが仕方がないですねと答え、参考までに理由を聞かせてほしいと質問しました。

すると、コロナの時に外国人が突然帰国して音信不通になった。

その後処理がとっても面倒くさかったので、もう外国人には家を貸さないことにしたと言います。

それで、それは気の毒でしたねとだけ答え、失礼することにしました。

そういえば、以前外国人がたくさん住んでいるマンションのお部屋を見せてもらったことがあります。

その部屋には衣類や靴、様々なものがあふれていました。

管理会社の人は、夜逃げした人の部屋なんですと言います。

それで、大変でしたねというと、管理会社の人は「大変じゃありません。2ヶ月家賃が滞納した時点で連絡が取れなかったら契約を破棄できることになっています。これらの荷物もすべて処分します。そのために敷金をいただいていますから」と涼しい顔で答えます。

つまり中国では大家側が、粛々と夜逃げや家賃滞納を処理できるシステムができているわけです。

わたしは中国の大家さんや管理会社の権利は、借り手よりも強いと思ってましたし、処理を遂行するのも面倒ではないと思ってました。

でも、言われてみると家賃を払わない人と連絡を取ったり、ゴミを掃除したりするのは面倒くさいです。管理会社さんがリスクを減らしたいと言うのも理解できます。

もちろん、管理会社の女性が外国人を受け入れないことについて本当の理由を言ったかどうかも定かではありません。

コロナも夜逃げも関係なく、ただ外人が嫌いってこともあり得ます。

実は、見学に付き添ってくれた担当者さんに外国人はいますかと聞いたら、多くないと答えていました。

もしこの言葉を信じるなら、外国人でもこの物件に住んでいる人がいることになり、責任者の女性が言っていることと矛盾してしまいます。

ただこういうことは中国の日常ですので気にしても仕方ないです。

変なことを言われても「オッケー」と笑い、次に行こうというのがお互いにハッピーな解決法だと思います。

さて、われわれの家探しですがどうなるのでしょう。

妻氏は高くてもかまわない、でも新しくてきれいな家に住みたいと唇をとがらせながら言うようになりました。

高くてもかまわないと思うのは自由ですが、支払いはわたしです。

つまりこれは、甲斐性を見せろよとわたしにプレッシャーをかけてきているのでしょうか?

わからん・・・

そういえば昨日は結婚記念日でした。ここはやっぱり妻氏に甲斐性を見せつけるべきだったのでしょうか?

やっぱり、さっぱりわかりません・・・

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