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中国のデリバリーのオジさんを見て拒絶感受性の違いを感じたお話

中国と言えば出前です。

今っぽい言葉で言えばデリバリーです。

ほとんどのお店がデリバリーに対応していますし、配達料も無料だったりするので気軽に利用できます。

そして、昨日も忙しかったのでデリバリーを頼むことにしました。

注文してから30分ほどすると電話がかかってきます。

デリバリーのオジさんからの電話で、彼は「マンションの自動ドアが開かないので、1階に置いといても良いか?」と言います。

もちろんダメに決まっています。

そもそも部屋番号を押せばオートロックは解除できます。加えて出入りの多いマンションなのでひっきりなしに人が出入りしています。

自動ドアが開かないというのはいいわけで、単に部屋まで持って来たくないだけなのです。

それで「ダメですよ」と返答すると「マンションに入れた」と言うので電話を切りました。そして部屋まで無事に配達されます。

妻様から、どうしたのと聞かれたので、デリバリーのオジさんから言われたことを説明しました。

彼女は「そんなのまだましだよ」と言います。

先日、彼女はエレベーターでデリバリーのオジさんと一緒になったそうです。するとオジさんが「●●階か?」と言うので「そうですよ」と言うと「これ配達してくれない?」と袋を渡されそうになったと言います。

どう答えたのと聞くと「無視した」と言います。

確かに、説明しても面倒くさいだけですし無視したい気持ちもわかります。でも、相手は失うモノがない人かもしれないので無視は良くなかったのではと思います。

それはさておき・・・

このデリバリーのオジさんたちは、とにかく楽したい。そして、自分が楽するために他の人に自分の仕事を押しつけても構わないと思っているのではと分析しました。

もし、相手が自分のオファーに応じてくれればラッキーだし、応じなくても別に気にしないという気持ちを持っているのではないかと。

考えてみると、わたしには頼んで拒絶されることへの恐怖のようなものがあります。それで、頼み事をすること自体に苦手意識があります。

実際、困った時にお願いしてみると、友人たちは快く助けてくれるのですが、それでも拒絶への不安感のようなものが拭いきれません。

ただ、ドラマやアニメで「こんなに頼んでいるのに、どうして」とお門違いの不平を述べるシーンを見ることがあります。

彼らは自分の依頼を相手は受け入れるべきだとでも思っているのでしょうか。要求が通らなかったときの不快感は理解できますが、相手に責任があるような態度を取るのはどうかと思います。

それに対して、中国人の依頼することへの気楽さ、そして拒絶されてもケロッとしている態度を見て、これも文化の違いなのかなと思ったりします。

ただデリバリーのオジさん、配達はあなたのお仕事ですので最後までしっかり責任を持って届けてくださいね。

食品を扱っているわけですから、見知らぬ人に配達を依頼したり、電動自転車のハンドルにぶら下げたまま放置したりするのは勘弁してもらいたいです。

ただコストが安いので、サービスを期待するのほうが良くないのかもしれませんが・・・どうなんでしょう?

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日

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