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中国に関する噂を見て「その嘘、本当?」が口癖だった祖母を思い出したお話
わたしの祖母はよく「その嘘、本当?」って言う人でした。
子どもの頃、祖母のいうこの言葉の意味が良くわかりませんでしたが、祖母は笑いながら言っていましたので冗談のつもりだったのでしょう。
もちろん、自分は信じてもらえていないのだなと思えて、良い気持ちはしなかったことを覚えています。
ただ、最近自分も「その嘘は本当なのか」と問いただしたくなることが増えました。
例えば、中国へ入ってくるときに人々のスマホが調べられて大変だったこととか、警察に尾行されてむしろ安心感があった話とか、中国で起きた事件が理由でドンドン出張が減っているとかというお話です。
もちろん、わたしだってスマホを調べられたことがあります。でも、それは、わたしが5台もスマホを持っていたからで、完全にわたしのミスです。
1台もしくは2台しか持っていなければ、聞かれることもなかったでしょう。
また、私の直接の知り合いで、警察に尾行されたという人はいません。
記者など報道に関わる仕事をしている人であれば、監視されるということはあり得ると思いますが、一般の外国人にそこまでのリソースを割くとは思えません。
そもそも、企業が計画している出張って、そんなに簡単にキャンセルできるものなのでしょうか?紛争地域であっても必要なら社員を派遣できちゃうのが企業だと思っていました。知らんけど。
そんなわけで、最近は「その嘘、本当なんかな」と思う機会が増えました。
これは、SNSで匿名で好きなことを言えるという環境が関係しています。
また、衝撃的なことを言ったり、人が「マジか!」と驚いて、これは拡散せねばと思うような情報を作り出して、人々の注意を引きたいという気持ちを持つ人も大勢います。
そんな人たちが拡散する情報に惑わされることなく、冷静に判断することは大事だと改めて思っています。
とはいえ、この判断することは簡単ではなさそうです。
日本では新紙幣に変わるようですが、早速紙幣の交換に関わる詐欺被害にあい、多額のお金が詐欺師に奪い取られた人がいるそうです。
そもそも、古い紙幣が使えなくなるはずありあません。冷静に考えれば、すぐにわかることでしょう。
でも、ソレっぽい身なりや話し口に騙されてしまう人がいるのです。
そうであれば、自分も騙されないとは言い切れません。
ネットにまことしやかに語られる情報は真実味があります。でも、本当かどうかなんてぱっとみわかりません。また情報の価値や精度にも差があるでしょう。
それで、わたしの祖母が言っていたように、まずは「その嘘、本当なの」とまずは疑うところから始めるのも悪い方法ではなさそうです。
でも、個人的には友人や家族が話してくれたことが、どんなに嘘っぽく思えても「そうなん」とか「マジで!スゴいね」とか「本当!!!」って言いたいなとも思っています。
だって、家族や友人からだったら少しくらい騙されても良いかなって思ってますもん。それが良いことかどうかはわからないけど、自分は構わないって思えちゃうんですよね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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