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処理水と言うべきところを汚染水と言ってしまった人を見て思ったこと

言葉の選択ってとっても大事です。

先日、日本の処理水問題に関する注意事項を受けとりました。そのメッセージを読んだときに、いくらか違和感を感じたのですが、何に違和感を感じたのかわかりませんでした。

注意の具体的な内容は納得できるものですし、今すぐにでも対策可能なことばかりです。それでも、なんだか違和感を感じます。でも、気のせいかなとも思えたので、気にしないことにしました。

すると、しばらくしてからメッセージの訂正の連絡がありました。

訂正内容は「汚染水排出ではなくて、処理水排出でした」というものです。なるほど、わたしの違和感はコレだったのだとやっと気がつきました。

クレームを入れる側が「汚染水」というのは理解できます。でも、身内である自分たちが、わざわざ「汚染水」という言葉を使うのは理屈に合いません。自分たちが海に排出しているのが汚染水であるのであれば、すぐにでも止めるべきでしょう。

また単なる言い間違いにしても、相手に「では汚染されている水を排出していることは認めるのだな」と攻撃のきっかけを与えるのは良くないと思います。

ここはやはり「処理水」とか「ALPS処理水」というべきだったのでしょう。

理由や状況はどうであれ、相手に攻撃の口実を与えるような言動は慎むべきです。とりわけ、外国で生活しているのですから、繊細な時期にはそれなりの注意深さをもって行動すべきじゃないかと。

もちろん、言葉を選びすぎて、何を言っているのかわからないって人もいます。また質問しても、質問に答えずに質問で返してきたり、別の論点を持ち出す人もいます。

そんな風になってしまったらおしまいだと思います。

でも、コミュニケーションを行う上で、こちらが思ってもないことを思っていると勘違いさせるような言葉使いは避けるべきでしょう。

まぁ、だからと言って、相手がこちらのちょっとした言葉の選択ミスに気づいて、攻撃してくるほどの鋭さがあるとは思えませんが。でも油断大敵ですね。

それはさておき、処理水に対して人民の反応は過激になっているようですから、今は君子危うきに近づかずってことで、引きこもりに磨きをかけようと思ってます。

そして、言葉使いには気をつけたいです。でも、どんなに気をつけていてもミスしてしまうのも事実。そして考えていることを話してしまうのも人間の本性なので、コツコツを調整していくしかないですね。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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