中国人の親が決めた許嫁って予想以上に重大な問題だった件

先日、友人から聞いたお話をもとに作った物語です。
物語としてご覧下さい。

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田舎から都市部に仕事に来ていた中国人C君には、親が決めた許嫁がいました。

許嫁がいることは知っていましたが、深く考えることもせず暮らしていましたが、なんとなく許嫁と結婚するのだろうと思っていました。

都会での生活はC君にとって新鮮そのものでした。

C君の故郷の町とは何もかも異なっています。

職場ではスピードが求められ、息つく暇もないほどの忙しさ。

そして仕事が終わったら街へ繰り出し、同僚と食べたことがないものを食べ、飲み笑う。

こんな世界があったのかと驚くばかりです。

人々の考え方も違います。

田舎ではある程度の年齢になったら結婚するのが常識でした。

結婚することが大事ですので、許嫁がいる自分はあたかも進路が決まっている勝ち組だと思っていました。

しかし、都会で暮らすうちに親が決めたよく知らない人と結婚することにどんな意味があるのかと不安になってきました。

自分とは価値観も違うし、今となっては人生の目標も違う。そんな人を伴侶として選んで良いものかとC君は悩むようになりました。

都会で知り合った友人たちは、自分に正直に生きろと言います。

そして、人生の目的や価値観が違う人と結婚すると苦労するぞとアドバイスしてくれました。

このアドバイスは理にかなっていると思えます。

そして、C君は思います。

親は自分のことを考えて許嫁を選んでくれた。

でも、考えてみると親は自分が結婚することを望んでいるだけで、自分が幸せな結婚生活を送ることについて考えてくれているのだろうか。

親とこのことについてしっかりと話し合おう。きっと親は自分の気持ちを理解してくれて許嫁との婚約を破棄してくれるだろう。

それで、C君は自分の気持ちを両親に打ち明け、親が選んだ許嫁と結婚できないと言います。

そして、気持ちは変わらないとはっきり伝えます。

親はとっても困っていましたが、結局は婚約を破棄することを了承してくれました。

そして、C君のお父さんは自分で自分の命を断ってしましました。

C君のお父さんは、C君の言っていることを理解できたはずですし、説得力もあると思ったことでしょう。

しかし、許嫁の家族はどのように感じるでしょうか。

結婚する予定で準備していたのに、突然よくわからない理由で婚約を破棄されたなると面子もたたないでしょう。

C君のお父さんは死んでお詫びするしかないと思ったのです。

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もし自分がC君の立場なら、どうするのが正解だったのでしょうか？

C君の決定そのものは良いものだとわたしは感じます。

でも、支払った代償は彼の人生に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

ただ父親の反応は予想できなかったと思います。そして、このような不条理なことが起きるのが中国なのかなと思ったりしました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日！

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