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中国の医療システムは進化してるけど・・・都市部と地方の格差はどうなんだろうと思った件

わたしの住む街には大きな病院がいくつもあり、病状の深刻度によりどの病院にかかるかを選ぶことができます。

またほとんどの病院はスマホで診察予約をすることができますので、長時間待たされることもありません。

もちろん、最初からこうだったわけではありません。

2016年にインフルエンザになったときは、なかなか診察してもらえず待合室でこのまま死んでしまうのではと思うほどでした。

しかし、最近は違います。

指定された時間に病院に行けば、さほど待たされることなく診察をしてもらえます。処方薬もすぐに受け取れます。

また、先回は漢方薬の処方もありました。

自分で煮出すことができないので、薬局にお願いしたのですが、なんと自宅まで配達してもらえました。

それで、病院で長々と待つことなく帰宅することができて、中国の病院も良くなったものだなと思いました。

ただ・・・これにはカラクリがあります。

わたしが住む街は、新しいものがドンドン採用される場所であり、中国国内でも変化のスピードが最も速い場所です。

日本に住む皆さんが、中国スゲぇと思うニュースの発信源のほとんどは我が街からのものです。多分。

そんなわけで、この場所の標準が、すべての中国の標準ではないことは言うまでもありません。

以前、note に書いたことがあると思いますが、友人のお母さんは骨折が原因で亡くなりました。

理由は、住んでいる場所に骨折を治療できる病院がなかったからです。

治療を受けるために隣町まで行かなければならなかったそうですが、移動手段が手配できずに亡くなってしまいました。

実際、中国では医療が十分に行き届かない場所のほうが、多いように感じます。

そう考えると日本の医療システムってすごいなと感じます。

もちろん過疎化で診療を受けられない場所もあるでしょうし、医者不足で困っている場所もあるように思います。

でも、友人のお母さんのように、距離的・経済的な理由で基本的な治療も受けられずに亡くなったという話を日本で聞いたことはありません。

そう考えると中国は大変な場所だなと思います。

安全や安心を買うのに結構なお金がかかるのが中国です。

それで、田舎暮らしは難しいと考えて、都市部の高コスト・高ストレスな暮らしを仕方なく受け入れている人たちもいるかもしれないなと考えてしまいます。

家族が適切な治療を受けられずに亡くなったりすると、死別の悲しみが増すように思います。そのリスクを回避するために経済力が必要な中国・・・

中国人は拝金主義だと言う人もいますが、お金がない辛さの種類が日本とは違うのかもしれな・・・なんて思ってしまいました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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