政府の発表なんて信じちゃダメですよって言ってる中国人から断罪されたお話と、気を遣われた件
ちょっと不思議に思うことがありました。
普段、中国人と話していると「政府の言うことなんて信じたらダメですよ。あれはすべて表向きの発表に過ぎないんですよ」と力強く言われることが多々あります。それなのに、昨日から「日本は汚染水を流しましたよね。これは世界に対する犯罪です」なんて言われてます。
ネットでも、同様のメッセージを受けとっている方がいるようです。普段から日本人と付き合いがあり、もしかするとビジネス上の繋がりすらあってメリットを得てきた人ですら、この有様。
日本人なんて未だに丸眼鏡かけてちょび髭はやしていると思い込んでいる人民の人にとって、今の日本人なんて憎悪の対象にしかならないでしょう。
それにしても、どうして放射能に関しては神経質になってしまうのでしょうか?
そういえば東日本大震災が生じたころ、東京に住む中国人が名古屋に大勢引っ越してきました。そして名古屋の中国人のある人たちは大阪へ逃げ、大阪の中国人は広島や福岡に逃げるという現象がありました。
まったく理性的とは思えない行動パターンです。
放射能汚染が怖いから引っ越そうというのは理解できます。でも、みんな少しずつ移動するってどういう理屈なのでしょう。
きっと、近所の中国人が東京はヤバいから名古屋に行くと言っているのを聞いて、自分たちも同じく逃げたほうが良さそうだと考えて行動したのでしょう。
名古屋から大阪、大阪から広島・福岡へ逃げた人も「友人がそうしてるから」くらいの理由で避難を決めたのではと推測します。
今回も、政府が水産物や加工物を禁輸にしたってことは、少なくともリスクがあるに違いない。だったら塩を買っておこうかな、日本人を見たら文句のひとつでも言ってみようかなって感じなのでしょう。
さてさて、わたしの住む街の近くにコンテナが大量に保管してある場所があります。そして、地元の中国人から、そこに近づかないほうが良いと言われたことがあります。理由は放射性廃棄物が保存されているからだそうです。
まさか、そんなことはないでしょうと言うと、その中国人は、政府は都合の悪いことは発表しないんですよ。関係者から聞いた話しだから間違いないと言います。
そんな彼らが今回の政府の対応に動かされて、日本人を見たら文句のひとつでも言ってやろうとしているのをみて、なんだかなと思ってます。まずは主張通りコンテナに詰め込まれているかもしれない放射性廃棄物について心配しなさいよと。
今日、とある中国人が遊びに来てくれました。
英語が堪能な彼女はBBCなどの報道をみて、日本の廃棄した水は世界的な基準値よりも低いみたいだし、海の体積を考えるとプールに数滴の水を落とすようなモノだろうから心配しなくても良いんじゃないと言ってました。
それで、ちょっと意地悪したくなって「だからといってそのプールで泳ぎたいとは思わないよね」と聞いてみると「処理水をずっと置いておくのもできないし、仕方ないよ。でも泳がないかな〜」と笑ってました。
このくらいの反応ですと、わたしも大変助かります。もちろん、この友人は日本人である私に気を遣って発言したのかもしれませんが、その気遣いには深く感謝しなくてはと思いました。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。