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低头族(歩きスマホ)な中国人を見て思うこと

わたしは歩きながらスマホを見たり、操作したりが上手にできません。

ナビアプリですら利用できず、いつも立ち止まってスマホを見て、周りをキョロキョロしてしばらく進み、また立ち止まって方向を確認する始末です。

ただ、日本でGoogleのARナビを使ったときは迷子になりませんでした。あれは本当にすごいです。

それはさておき、中国の皆さんの歩きスマホはすさまじいです。

大抵の人がスマホのスクリーンを見ながら歩いています。特に地下鉄の構内では、全身スマホに操られているかのようなレベルです。

彼らのトロトロ歩き、突然の方向転換、立ち止まりといった動きに対応できず、わたしはイライラしてしまいます。

恐らく、わたしもスマホの画面を眺めつつ、周りの流れに適当に合わせて移動すれば、皆さんと同じペースで移動できて、いらだちを感じることはないでしょう。

でも、すでに申し上げたとおり、わたしは歩きスマホなんてできません。それで、移動するときには自分とはペースも動きも違う人の波をくぐり抜けながら移動しなければなりません。

この大多数の人と違うという感覚にはなれません。

ただ、考えてみるとスマホが普及する前から、中国の皆さんとは感性が違うと感じていました。

歩きスマホがわたしに息苦しさを与えているのではなく、自分とは違う価値観を持っている人と一緒にいることにモヤモヤを感じているのかもしれません。

そして、そのモヤモヤの答えをわかりやすい歩きスマホのせいにしているだけなのかもしれません。

さて、わたしの知人に地下鉄にもバスにも乗らないという中国人がいます。

移動は歩きか自家用車です。

その理由は、イライラするからでした。

最初、そのお話を伺ったとき、何て短気で狭量なんだろうと思いましたが、最近になってその気持ちが理解できるようになりました。わたしだって車で移動できるならそうしたいです。(何か以前に車はいらないってnoteに書いた気もしますが……)

では、他人とペースが違ってイライラするときにどうすれば良いのでしょう。

まずは、自分の暮らし方を変化させて、イライラの原因から離れる、もしくは負の影響力を減らすのが良いように思います。

そして、負の影響力から逃れられないなら、感じ方を変えるしかないと思います。ただ、この感じ方を変えることは容易ではありません。

例えば、日本人は迷惑をかけてはいけないとか、自分が我慢をすれば良いだけだという考え方を持ちがちです。

わたしもよく親から、そのように教えられてきました。このマインドを変化させるのは難しいです。

しかし、迷惑は被るものだし、掛けるものです。お互い様という言葉だって日本語です。

そこをじっくりと考えて、考え方や感じ方を変化させたいです。

つまり、我慢や自己犠牲という「支払う」ことをメインに考えるのではなく、まずはその我慢が本当に必要なものかどうかを見定め、不快感を減らせるならまず減らす。

そして、どうしても逃れられない不愉快な状況をやり過ごすのかを学ぶ方がはるかに有意義ではないかと、ユラユラと歩く皆さんを見て考えていました。

こうやって考えているだけでも、ストレスって減るような気もします。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。また明日〜

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