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日本滞在1日目:横綱ラーメンを食べて、コスパにドン引きした話

昨日、関西国際空港に無事に到着しました。

そして、そのままJRにて妻の実家に移動、夜の9時頃にやっと夕食となり、近所の横綱ラーメンにお邪魔しました。

今回の日本滞在、1杯目の麺です。

ラーメン横綱の「ラーメン」

わたしは至高の麺は蕎麦だと思っていますが、冬に食べるラーメンも素晴らしいです。そして、久々の日本のラーメン・・・大変美味しく頂きました。

さてさて、このラーメンのお値段は税込690円です。

中国生活8年を経過したからこそわかる、トンデモないコスパです。

とにかく安くて嬉しいを通り越して、このままで大丈夫なのと心配になるレベルのコスパです。

その理由をご説明します。

34元のラーメンがスゴく美味しいのが奇跡

わたしはグルメでも、食の専門家でもありません。

でも、約4年ぶりに横綱さんのラーメンを食べて、これって自分が記憶していたラーメン横綱の味だと思いました。

恐らく、少しずつ味は変えているのでしょうが、一口食べて「懐かしい」そして「美味しい」と思いました。

このクオリティをキープするためにどれほどの努力がなされているのでしょうか?

味には、食材・調理・スタッフの技術など、様々な要素が関係しています。それをたった690円で提供していることに驚きを感じます。

中国で34元の日本風のラーメンに、ここまでの品質は期待できません。

また、中国人にとって味の均一化は難しいのか、チェーン店でも店舗により違いを感じることがあります。

とにかく、このお味を690円で楽しめるのか〜日本は・・・と羨ましく思います。そして日本人のお仕事の品質はとってもとっても高いです。

690円でスマイルまでついてくるなんて・・・

さらに驚いたのが、店舗スタッフのサービスです。

とても丁寧でしたし、何よりも笑顔が眩しい。

この8年間で仏頂面に慣れてしまい、微笑まれると、もしかして自分のことが好きなのか〜この人はと妄想するくらい、心がカサカサになっていることに気づきました。

中国で妻や友人以外から微笑んでもらったことなんてないです。

ごくまれに、店員さんが笑顔で呼びかけてくることもあります。でもその笑顔はウォーズマンスマイルのようです。

しかし、日本では自然な笑顔が無料で提供されています。

タイとかカンボジアが大好きな友人から「あの笑顔がたまらないんだよね」と聞いたことがあります。

その時は、そんなもんかな〜と思いましたが、今ははっきりわかります。日本人の笑顔も相当に素敵です。笑顔には力あります。

すべてのサービスがきめ細かい

日本にいると、店員さんがにこやかなだけではなくて、清潔さや快適さのレベルの高さも感じます。

もちろん汚さを売りにしているようなお店もあります。でも、ほとんどのお店は管理することで、わたしたちのストレスを減らしてくれます。

中国のお店でネズミとかGとか見るのは日常茶飯事です。先日、ラーメンを食べていたら小さなネズミがカウンター横を走っていました。

そして、ぎょっとしてたら店員がホウキを持ってきてネズミを処分しようと奮闘し始めます。

ホコリっぽくて仕方ないので「後にしてくれ」と言ったら「好的(わかった)」と言ってましたが・・・なぜ「後にしてくれ」と言ったかは分かってないだろうなと感じました。

日本では、まずはお目にかからない状況だと思います。

安いんだから仕方ないが通用しない日本

中国では、安いんだから仕方ないという意見を良く聞きます。

12元(240円)のお食事にケチをつけるようなケチ臭いことをするくらいなら、全部残して次のお店に行く人がいます。

店も客もお互い承知の上でサービスを提供しているように感じます。良いサービスを受けたければ、それなりのお店に行けばよいのです。

でも、日本では安いお店でも快適です。

もちろん、もっと高級で、もっと快適で、お高いお店があることも承知しています。でも、お手頃のお店が提供できるサービスや品質が高すぎるように感じるのです。

この状況が続くと、企業も従業員も疲れ切ってしまうのではと、他人事ながら心配してしまいます。

そして、日本に帰ってきたときに、自分も薄給で高品質のサービスを提供することを求められるのではと考えると、もうちょっと無理かもって思ったりしました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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