配偶者には塩対応、でも子どもには感謝する中国人を見て思ったこと
わたしの中国人の友人たち、子どものことはべた褒めするけど配偶者のことはコメントしないか貶す人たちばかりです。
例えば、中国人女性Aさんは、子どもがいかに優秀かをみんなの前で褒めそやします。しかし、夫のBさんについては、仕事をしないダメ人間だとぼろくそです。
わたしはAさんのご主人Bさんにも面識があります。
確かにBさんは、何の仕事をしているかわからない人ですが、気立てのよいお父さんという印象です。人前で貶されるような人ではないと思います。
また、中国人男性Cさんは、息子のことを人前で大胆にほめます。
ほめるどころか息子がいくらかお行儀良くしていたら、そのことに感謝していました。
日本語にすると「今日はお父さんが話している間、お行儀良くしてくれてありがとう」と小学校低学年の息子にお礼を述べていました。
息子も苦しうないという雰囲気で、恥ずかしそうにもしなかったのでCさんの家庭では、息子にお礼を言うのが日常なのでしょう。
そのCさんも、奥さまに関しては素っ気なく、コメントも厳しめです。配偶者と子どもに対する接し方に差があるのが興味深いです。
日本人も子どものことをほめたり、認めたりします。また、積極的に子どもに褒め言葉をかけるのは良いことだと思います。
わたしたち夫婦には子どもはいませんが、小学生や中学生という生徒たちに接する機会が多いので、良くほめることを習慣にしています。
また、良い面に気づいたら当人に伝えるようにしています。褒め言葉はほとんどの場合、良い影響を与えます。
ただ、子どもに感謝の言葉をかけるというのは、今までに見たことがない風景でしたので、違和感を感じました。
そもそも、子どもが礼儀正しく振る舞うことは感謝されることなのでしょうか?
わたしたちは、相手が自分に恩恵を与えてくれたときに感謝を述べます。
では、中国人Cさんは、息子が礼儀正しくしたことにより自分が何らかのメリットを得たと感じたので感謝したのでしょうか。
子どもが礼儀正しく振る舞うことは、立派なことだと思います。
ですから、賞賛には値すると思いますが、そのことを大人が感謝するというのがどうもスッキリしません。
まぁ、講演会などに参加すると「皆様のご静聴に心から感謝いたします」なんてことが言われます。
この感謝には特に意味はないと思うので、もしかするとCさんが子どもに述べた感謝の言葉にも特に深い意味はないのかもしれません。
とはいえ、人前で子どもに感謝する。そして、感謝された子どもも当然のようにその感謝を受け止める姿を見て、これも文化の違いかなって思ったりしました。
実際のところ、どうなんでしょう?最近は日本でも親が子どもに感謝するのは当たり前なのでしょうか?ご存じの方がいたら教えてください。
中国が長すぎて、最近の日本事情が正直良くわからなくなってます。これは良くない状況だな・・・
どうしましょ。まぁ仕方ないか・・・
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