見出し画像

中国側が日本人へのビザ発給を中止したことと、それに対する対抗措置はあんまり意味ないってお話

中国からの旅客が陽性だった場合、隔離するというのは当たり前の処置だと思うことについて昨日書きました。

ただ中国は当たり前と思わなかったようです。

中国政府は、日本国籍を持つ人が中国へ入るために必要なビザの発行を停止しました。理由は明らかにされていませんが日本の水際対策の対抗措置であることは間違いないでしょう。今回の措置は結構厳しくて、例外はあるのでしょうが、ほぼすべての申請がストップしているようで、困っている人も大勢いると思います。

さて、もし変異株、もしくは爆発的に感染が広まっている国からの人の流入がリスクだというのなら、日本以上に感染が広まっている国すべてからの入国者へ水際対策すべきだと思います。さらに、日本が中国だけをばい菌扱いしたと中国がとれば、当然仕返しをしてやろう思うのでしょう。だって中国ですもの。

これに対して、日本も中国人へのビザの発給を停止すべきだという声がありますが、そもそも観光目的のビザ発給を中国政府が拒否していますので、中国人が自由に日本へ入れる状態ではありません。つまり一般人へのビザの発給はすでに中国側でストップしています。

もうすこし詳しく説明しますと、今、日本へ入れる中国人は、留学生・ビジネス目的で来日する人。そして富裕層に発給される5年マルチビザなどです。それでコロナ前に日本で爆買いしていた中流に属する人は、日本の対応がどうであれビザの申請ができません。中国側がNOと言っているのです。

ですから、春節に中国人が大挙してやってくることはありません。もちろん去年と比べれば増えるでしょうけど。

ですから、日本がビザ発給停止すると影響を受けるのは留学生やビジネスで来る人たちとなり、留学生はさておき、日本のビジネスにも影響が出る可能性もあります。これからビザを申請する富裕層は別の国へ行くだけだと予想してます。

さてさて、12月7日にゼロコロナ政策を実質撤廃し、3週間後の12月25日頃にはほぼみんなコロナになって、7日程度で陰性になり、良い感じに回復して1月21日の春節前に帰省するというパターンに入ってます。

恐らく、第二波、第三波と続くのでしょうが、今回の第一波でほとんどの人がコロナを経験し、対策方法も学んだはずです。予測する力に欠けているけれど、修正する能力というか、とにかくなんとかする能力には長けている中国人。今後、どんな対策をするのか気になります。

そして、我が祖国の対応が感情的なものにならないこと願います。もちろんなるようにしかならないのですが・・・

わたしの目下の悩みは、もしネコさんを連れて帰国したとき、空港で自分たちが陽性で隔離になったときネコさんは誰が世話してくれるの?ってことです。

そのころにはすっかり中国も日本も落ち着いていることを願います。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。