フィンランド子育て日記②保育園で子供が歌っている曲がwell-being先進国過ぎる
※今回もトップ画はGPTに作ってもらいました。
もいっか。くまたろうです。
久しぶりに記事書いたら筆が走り始めました。
今日は息子が保育園で歌っている曲がすごかったので紹介したいと思います。
うちの息子はフィンランド語の保育園に通っており、0−3歳児くらいのクラスで、1歳ちょっとの息子は一番のチビですが、先生によるといつもニコニコみんなと仲良くなっているとのこと・・・健気ッ!おにいさんおねえさんの真似をして毎日いろんなことを学んできて楽しいです。
そんな中、保育園の先生と(妻が)話している時に保育園の朝の会やお昼の会で歌っているフィンランド語の歌について教えてもらいました。
どんなのだろう〜ときいてみたらどれもこれもなかなか愉快な曲。(市場が小さいからだと推測していますが、)どれも動画は切り絵だったり大人が特に編集もなく歌ってたり素朴な感じ。
その中で、「Höllää pöllö」という曲を今回紹介します。
曲紹介「Höllää pöllö」
höllää はリラックスして(多分)、pöllöはフクロウ、という意味です。
だいたいのストーリーは発明家のフクロウに対して、働きすぎだからもっと休みなさいよ、という歌です。
これを0−3歳児の頃から刷り込まれる市民、そりゃwell-beingの意識が高いわけだよな、と思います笑
動画はこちら
それでは、歌詞を見ていきます!
※くまたろうは挨拶以外のフィンランド語が全然わからないので、翻訳は全部ChatGPTです。
メロ1
発明家のフクロウかわいい〜と思ったら、なんか4行目がジャパニーズ上司!?
サビ1
>>>>休め!さもないと人生の楽しみが失われる!<<<<<
0〜3歳の頃からこの精神を叩き込まれる国、これが世界幸福ランキング7連覇の国の英才教育ッ…!さながらwell-being界のうちは一族・・・。
実際にグループワークを一緒にしていると(ジャパニーズ社会人おじさんと大学生のギャップという面も多々あるはずだが、)フィンランド人の学生たちのwell-being遵守能力はめちゃくちゃ高いです。
メロ2
いや〜、再度ほのぼの発明家フクロウ、さながらベガパンクみたいでかわいい〜☺
…ワイヤレス給電ッ?!
0−3歳からエネルギー問題への関心が強い、さすがSDGsランキング4年連続世界一の国・・・(https://www.unsdsn.org/resources/the-sustainable-development-report-2024/)。SDGs界の山王!
日本だと、この流れで3つ上げるとすれば、基本ドラえもん的発送で、どこでもドア(ワープ)、タケコプター(個人飛行)、タイムマシン(タイムマシン)とかになりそう。そう考えると藤子大先生の色褪せない功績すごいな・・・。
サビ2
この流れで「家にこもらず友達と遊べ!(≒インドアで内向的なリラックスはあかん?)」と出てくるのは、急に価値観が保守的だなと思ったり。
まあ、小さいこどもに「外で友達とわいわい遊んでほしいなあ」という親心はわからんくもなし。
そして、実際にフィンランドの子どもたちはとにかく外で遊ぶ。
毎日保育園では9時半から10時45分まで、そして午後3時から親が迎えに来るまでが外遊びの時間。
雨が降ってても雪が降ってても余裕で遊びます。そのために親は毎日2組(午前用・午後用)のレインウェアを保育園に持って行きます(ガチ)。
一応先生によると、「-20度以下(!!!)のときと、Bad weather(悪天候)のときは中で遊ぶよ〜」とのことですが、Bad weather(悪天候)の基準が日本の基準ではないです。嵐と豪雨以外は外で遊んでます。
そんな価値観が子供の歌に反映されてるの、面白いですね〜。
ブリッジ
あれ、あれ、、フクロウ、大丈夫?
本当にそれ寝てるんだよね?息してるよね?
…と心配になるのもジャパニーズ過労人間だからなのでしょうか。
実際に、この1年で、おおよそほぼすべてのグループワークで日本人だという話しをすると、チームメートからKAROSHIという言葉とともに、「日本人の労働観はヤバいんだろ?知ってるぜ(わ)!」と話しかけられました。
「ガハハハわしも若い頃は月ピー時間の残業でならしたものだわい!」とざわつかせた後に、それでも社会は代わりつつあるという話しを真面目にして落とすというのが鉄板になっています。全然笑えない話。
サビ3
あれ、なんか急に令和のネット漫画の主人公みたいになってない?もしかして退職代行使った?
鉄壁のwell-beingのチームメート(犬の散歩や車の運転でクライアントミーティングに現れない…)たち(!)とのグループワークで辛いとき、この曲を見ながら、「その途中で止まったままの仕事、誰がやってると思ってるんだよ…」と内心ツッコんでたのさすがにちょっと病んでたな…(遠い目)。
まとめと感想
勢いで書き始めてみたものの、童謡(?)って結構しっかりその国・文化の価値観がしっかり反映されてるもんですね。「お母さん〜、なあに〜♪」とかの慣れ親しんだ童謡とかに感じる違和感は時代性だなあ、と思ってましたが、現行の他の国の童謡をそこにいながらまじまじと観察してみるのって結構面白い営みになり得るかも。歌詞サイトとGPTがあればすぐにできるし、そんな研究もこれからの時代捗りそう?
ちなみに、この曲の価値観はただの理想論で社会の実態とは乖離しているとは、大学に居る限りにおいてはあんまり感じてません。むしろ、「なるほど!」と価値観の源泉又は体現を見た、という感じ。労働の現場はもっと違うのかもですが。
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