映画は一人で観ましょう。

行きつけのBARがある。
緊急事態宣言の影響で夜に営業できない為に、週末にランチをしている。
時間があるときは、ランチタイムにお邪魔してる。ランチ顔ではないあので、店に入るのに少々勇気を振りしぼって行く。昼間っからノンアルカクテルを飲みにがら、辛口のホットボックを味わせいてもらっている。

マスターとはもう5年ぐらい仲良くさせてもらっている。
趣味が同じ映画良いこともあり、いつも話が盛り上がる。さみしい一人暮らし助けてられている。もしマスターと出会えてなかったら、寂しくて死んでいたと思う。さりげなく命の恩人。マスターと一緒に映画を観ようということになった。
営業時間外の夜に店内貸切でプロジェクター使用しての映画鑑賞。
他のお客さんならそんなことしないらしい。信頼されているようで嬉しかった。

プロジェクターで映画観れることなんて、なかなかないので子供のようにワクワク。鑑賞したのはアマプラオリジナル映画『トゥモロー・ウォー』
ずっと観たい思っていたが、後回しにしていたので、かなり都合がよかった。
マスターも面白かったとオススメしてくれた。この機会に観ようと早速鑑賞することに。

しかし、「トゥモロー・ウォー」がコメントに困るぐらい微妙。
物語も可もなく不可もない。印象に残るような場面があるか?と言うとそうでもない。だったら、つまんない映画か?と言われるとそうではない。歴史的な微妙な作品。マスターはいい映画と思っている。観終わった後は、感想を必ず求められるはず。なるべくいい映画みたいなコメントしたいが、とくに何もない映画を評価したくもなく、かといって酷評するような映画でもないし、そうだったとしても別に言わなくていい。

映画鑑賞終了。まぁ予想通り感想を求められた。
『どうだった?』と言いながら、少し上からの素敵な笑顔のマスター。
『いやー、いいすね!やっぱエイリアン映画いいすよね!いいすね!これがアマプラオリジナでしょ?アマプラすごいですよね?』とクソつまんないコメント。
本当のことを言ってないが、ウソも言っていない。
一応、マスターはオススメしたかいがあったとばかりな得意げな表情してくれた。映画の感想を言うのに、でこんなに気をつかうとは。
もしかしたら、映画の感想を手加減なしで言いあえるほど、信頼関係できてなかったのか?映画は一人で観るものすね。



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