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緑がふてぶてしくなってきた5月の井頭公園

田植えがすっかり完了(農家の皆様お疲れ様でした!)
稲の苗が弱々しいのなんて植えられた当日くらいで
日に日に緑の容量が増えているのが素人目にも明らか
夏が玄関先まで来ていると感じられた公園さんぽでした

金管楽器のような初夏の声

そろそろ来ているはずだと思ってましたけど
やっぱり来てました!キビタキ!
キリリッ、ピリリッと金管楽器のような涼しげな声
毎年この声で高原を感じています
関東平野ではこれが精一杯の高原らしさです

これは過去撮影した写真

のどから胸にかけての黄色がきれいです
これが卵焼きだったらすっごい美味しいと思う

ユリノキは背が高いから気づきにくいよね

井頭公園(東京の井の頭公園じゃないですよ)の池のほとりに立つユリノキ
この葉っぱに見覚えある人は多いのではないでしょうか?
はい、この公園じゃなくても街路樹としても植えられています
花がチューリップのようだから英語ではチューリップツリー
この名でデビューしていれば、かなり人気になったはず

しかし気づかずに通り過ぎてしまうこともあって
その大きな要因は背が高すぎること!
20メートルちかくまで伸びるので
そんなはるか上空で咲かれても気づかないよねそりゃ…

薄暗い林に「咲く」ギンリョウソウ

この時期の雑木林といえば咲いていておかしくないので
もう見つけてもさほど驚きはしませんが
この草を見つけると、やっぱり一瞬ひるみます

ギンリョウソウはタツノオトシゴの顔のような部分が花で
うつむき加減に咲いています(これが咲いている状態)
中にできる種子(果実)がまたヘンテコリンで
イラストのように雫型をしているのですが
これを正面から見ると目玉おやじみたいなのができあがるのです

怖いもの見たさついでに、探してみて下さい

虫も増えてきました

今回の大発見というか、やっと見られたのがコシアキトンボ

いや、コシアキトンボは毎年見ています
普通のトンボです
でも、図鑑に腰の色が変わっている部分が「黄色い」と書いてあったんです
でも、普段見ているコシアキトンボはどうみても白い
目をかすめてみても白い
ちっとも黄色くないじゃないか!と憤慨していたところ
若い個体(と、メス)は黄色いのだと知って、ずっと見てみたかったんです
それが今回叶いました!

ちょうど羽化直後だったんでしょうか
つかまったままじっとしていてくれたので黄色い腹巻きを
しっかり見ることができ大満足です

だいぶ緑がふてぶてしくなってきた

新緑がまぶしくって
みずみずしくって
たのしい〜くるくるる〜と回り出したくなるあの景色は
もう見当たりません

緑がふてぶてしい

真夏になると緑はどしん!と重鎮のように重い色になりますが
もうその片鱗を見せ始めています

そして生きものたちが盛んに動き出す時期でもあります
さあ、次回は何が見つかるでしょうか!

おまけ 過去の井頭公園のイラストマップ

2023.4.6
2023.3.1
2023.2.9


2023.1.19
2022.12.1
2022.11.2
2022.10.6
2022.9.7
2022.8.10
2022.7.20


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