問われる、東京オリンピックでの国民の姿勢。〜いだてん第20話「恋の片道切符」〜
第20話は、主人公の金栗四三にとってオリンピック2度目の「アントワープオリンピック」の話でした。
国民の期待を背負って意気揚々と出発するも、結果は惨敗でした。
四三はフルマラソンで16位。
他の陸上競技では、野口選手の近代10種は最下位など、メダルが期待されながらの惨敗でした。
ドラマでは、オリンピックそのものを撮影するのではなく、3ヶ月後のオリンピック結果報告における記者会見での回想シーンとして、オリンピックを演出。
唯一のメダルは「硬式テニス」のみで、「非国民だ!」といった批判や罵倒が口々に記者から浴びせられる始末でした。
ドラマを見ながら感じたのは、
東京オリンピックで負けてしまった日本人選手に対して私たちはどう向きあうのかが問われている、ということです。
地元開催により、東京オリンピックでは、日本人選手が金メダルを取ることがかなり期待されています。
しかし、狙い通り金メダルを取れる場合もあれば、惨敗してしまう事もあり得るでしょう。
その時に、外野で批判する者になるのか。
それとも、そのプロセスに焦点を当てて、ねぎらうのか。
結果に対する姿勢が問われているなと感じました。
昨年開かれたサッカーのワールドカップでは、日本に負けたコロンビアの選手が国民から命を狙われるのではないか、という報道もありました。
他人事ではないなと思います。
今回のドラマは非常に考えさせられた内容でした。
皆さんは選手が負けてしまった時、どんな対応をしますか?
教育のこと、授業をしている倫理や政治経済のこと、熊本の良いところ…。 記事の幅が多岐に渡りますが、それはシンプルに「多くの人の人生を豊かにしたい!」という想いから!。参考となる記事になるようコツコツ書いていきます(^^)/