【SNS運用】企業Instagram 重視するべきKPIとは?
こんにちは!株式会社KumarbaのSNSマーケティング事業部 部長の越川です。企業のSNS施策をお手伝いしております。(一部実績はこちらから)
今回は、企業instagramを運用する上で重視するべきKPIについてご紹介していきます。
▎そもそも企業におけるinstagramの役割
2010年に誕生したInstagramは2017年のインスタ映えブームをきっかけに一気に生活へと溶け込み、2019年には国内ユーザー数が3,300万人に到達。現在はユーザー数が正式に発表された頃から既に5年も経過しているため、少なくとも5,000万人以上は利用しているのではないかというところです。
instagramがユーザーの生活に溶け込んだことにより企業アカウント数も次第に増え、今では企業によってはSNS運用専任がいたりと、instagramはマーケティング施策の一貫として非常に活用されています。
ただしどの企業も最初に陥るのは、「何のために運用しているのか分からなくなってきた」という点。思うように利益に繋がらず、instagramを半年ほどで辞めてしまうケースも少なくありません。
instagram経由で商品が購入されるケースも多いですが、必ずしもinstagram運用=商品がすぐに売れるという訳ではありません。基本的には商品と出会う場所(認知)になっていたり、商品を認知→吟味する場所になっているからです。(長期的には購入する際の検討材料になっているので、他施策と掛け合わせて考えると購買に繋がってると言えます)
そのため扱う商材によっても様々ですが、まずは売ることを目的とするのではなく、認知施策として取り入れる方が息長くinstagramの効果が期待できるのではないでしょうか。
▎instagramの指標について
重視するべき指標に入る前に、instagramで確認できる指標についてひとつひとつ解説していきます。
instagram内で追うことのできる大まかな指標は
・フォロワー増減数
・プロフィールアクセス数
・リーチ数
・保存数
・いいね数
・コメント数
あたりです。(細かくみようとするとまだまだ指標はありますが、全てを見ていると分析時間がかかるので、ある程度指標を絞る方が良いです)
まず " フォロワー増減数 " はアカウントがアクティブである限り日々変化するため(アクティブ=投稿し続けている状態)、どの投稿がフォロワー獲得に繋がったのかを見るために観察します。
ただしmeta Business Suiteでは新規フォロワー数しか表示されないためフォローが外れた数は、instagramアプリ内で確認します。フォローが外れた数を追う理由はフォロワーに好まれていない投稿に早く気付くためです。
続いて " プロフィールアクセス数 " とは、instagramのプロフィール面にどのくらいのユーザーが訪れたかを表す指標です。
" リーチ数 " とは、該当アカウントの投稿に触れた数です。そのためフィード投稿経由からリーチする人もいれば、発見タブから投稿を見つけてリーチするケースもあります。広告を配信している場合は、広告リーチも含まれます。
" 保存数・いいね数・コメント数 "についてはその名の通りです。
確認方法は投稿の"インサイトを見る"をクリックすると、該当アカウントの詳細情報を見ることができます。instagramアプリ内からは、meta Business suiteよりもさらに詳細の情報を見ることができます。
以上が大まかな指標の説明となります。
▎重視するべき指標とは
先ほどもお伝えしたとおり、instagramはあくまでも認知のきっかけになる場所としたとき、リーチ数よりもフォロワー数を重視します。
フォローを増やすために設計すると以下のような構図になると認識しています。
表の下から順に、ホーム率→保存率→プロフィールアクセス率→フォロワー転換率改善となっています。
フォロワーを獲得したらまたそのフォロワーとのホーム率を高めるためにストーリーズでコミュニケーションをとり、保存してもらえるクリエイティブを作り、エンゲージメントの上がった投稿が新規ユーザーにまた届き、新規フォロワー獲得に繋がるという無限ループが理想です。
▎指標の詳細について
各指標の式と、意味合いについては以下の通りです。
各情報はinstagram上のアナリティクス及びmeta business suiteのアナリティクスから確認することができます。
<フォロワー転換率>
アカウントをざっと見て「自分がフォローするメリットがある!」と感じてもらえることでフォローに繋がります。
そのためプロフィールにアクセスした内の何人がフォローしたのかをウォッチングします。(目安6-8%)
フォロワーの増減については、instagramのアナリティクスから確認可能です。
<プロフィールアクセス率>
プロフィールアクセス率はリーチした人の内、何人がプロフィール面に遷移してくれたかです。新規ユーザーとの接触は基本的には発見タブやリールタブ経由となることから、投稿を気に入ってもらいプロフィールまで遷移してもらうこと、つまりアカウントに興味を持ってもらうことがポイントです。
<保存率>
保存率は投稿ごとのリーチと保存数で見ていきます。
保存以外にも効果的なのは、いいねやコメント・シェアしてもらうことですが、いいねせずにこっそり保存するユーザーも多いことから、まずは保存を優先することをおすすめします。
保存やいいねされることでその投稿の評価が上がり、発見タブに優先的に表示されるようになります。
<ホーム率>
ホーム率はフォロワーの内の何人がその投稿を見てくれているかです。現状ではリールではホーム率は確認できないため、フィード限定の指標となります。
ホーム率を高めるために1番効果的なのはユーザーに何かしらのアクションを行ってもらうことです。ストーリーズのアンケート投稿などユーザーも楽しんで参加してくれることも多く、ホーム率を高めるために有効的です。
ここまでざっと書いてきましたが、現状アカウントの改善アドバイスなどはいつでもこちらのメールアドレスへご相談いただければと思います!
risa.koshikawa@aktsk.jp
おわりに
今後もSNSのトレンド情報や、アルゴリズムの変化などについてもご紹介できればと思いますので、ぜひnoteをフォローしていただけるとうれしいです!
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