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009.そのビジネスモデル、熊野筆がお借りします(本編)

コロナ中から、運動と感染防止を兼ねて
自転車通勤を始めました

かれこれ数ヶ月ほど、折りたたみ自転車に
またがり片道4kmの道を往復しています

朝晩の風が少しだけ涼しくなってきていますね

暑がりの私には、嬉しい限りですが、もう夏が終わってしまうのか
という寂しさも同時にこみあげています

不思議ですよね笑

そんな今日は、ほとんど無い出社日でした
久しぶりの電車通勤は涼しくて快適

タリーズでの朝活から1日のスタートです

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1.今回の目的

さて、前回は既出のビジネスモデルを
正々堂々とお借りします(?)と高らかに宣言しましたが、

今回は実際に本の中でも取り上げられた
ビジネスモデルに熊野筆を当てはめてみます

まずは熊野筆と相性の良さそうなビジネスモデルを
1つだけピックアップしてみました

その名は"トライアルモデル"

2.『試せばわかるって!』トライアルモデル

言わずと知れた『お試し』のことですね

まずは、無料で製品やサービスを使ってもらって
製品の良さを体験してもらうことをユーザーの入り口にしています

利益化の仕組みは1回お試しで使ってもらうことで気に入ってもらい、
継続的に利用してもらうことで後から利益を得るというもの

ドモホルンリンクルなんかも、トライアルモデルですよね!
初回は無料で、あなたに必要な化粧品であれば
継続してくださいね、みたいな

あとはスポーツジムなんかもそう

体験してと実感できるものでは
トライアルモデルに向いているようです

私は、このビジネスモデルは、
比較的、熊野筆向きだと考えています。

ここからは、化粧用の筆を想定して書いていきます

3.熊野筆にあっている3つの理由

(理由①)
▶︎化粧筆は日々行われる動作で使われるものである

化粧は基本的には毎日するものでは無いでしょうか?
継続“してという部分では、親和性がかなり高いです

一度、お試ししてもらうことで、そこから日常生活に溶け込む
ポテンシャルがある製品なので、十分勝機がありそうです

サンプルをもらって終わり!な製品であれば、コストを掛けてまで
サンプリングする必要はないですよね笑

(理由②)
▶︎化粧筆は肌に直接触れるものである

人間は体に関係するものほど、警戒心が強くなり、
現状を変えることに保守的になる

私自身は、化粧をしないので知人女性に聞いてみた話ですが

『化粧にはこだわりたいけど、
化粧品をコロコロ変えるのには勇気がいるんです…』

と言っていました

日々使うもので、それなりに値が張るものであれば
失敗したくないという心理が働くのは当然だと思います

そんな方には、“まずは試してもらう“ことが重要ですね

(理由③)
▶︎体験しないとよさを理解できないものである

筆の肌触りって、想像できますか?
僕は想像力が乏しいので、実際に使ってみないと
肌触りの良さを全然イメージできないです…(泣)

頭でっかちにならずに、まずは触ってみてよ!って感じですね

体験してみないと、熊野筆の肌触りは想像できないと思うので
その機会を得る最初のハードルを低くしてあげることがポイントです

4.要注意な点

トライアルモデルは、常にお試しを実施するため
原価率が低くないと、なかなか成り立ちません

その点、熊野筆は材料にこだわっていそうなので
原価率が高そうですね

トータルの原価率を下げる工夫が必要です

本書の中で、紹介されていた例を紹介します

1個2,000円の製品(A)を製造していて、
これは1個あたり1,000円の利益が出るとします

これを買ってもらうために、Aのミニサイズ版Bを製造します

B1個当たりのコストは100円で、これを10人に配ると
掛かるコストは合計で1,000円

このうち、1人が買ってくれたらトントンで
2人以上が買ってくれれば利益が出ます

中小零細の企業が多そうな熊野筆だと
もう少し原価率を下げないと…でしょうか?

5.最後に

丸パクリするのではなく、アレンジは必要ですが
まずは試してもらうという点では熊野筆に
合っているビジネスモデルではないでしょうか?

ただ、化粧品などと違って、買い替え時期が
数ヶ月サイクルで循環するものでは無いので
他のモデルとの合わせ技が必要になってくると思います

引き続き、他のモデルに当てはめながら
最適解を導いていきます

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