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佐渡暮らし・・・準備編

たーーーーーーくさんの人に聞かれます。「佐渡に移住したきっかけは?」きっかけは山登りで花の百名山ドンデン山に登りに来たこと。

けど、そんな単純なことでこんなとこ(こんなとこ)に来るわけないじゃないですか・・・。それなりの想いがあったんですよね。。。

まずは、「佐渡に住む」といったときの周りの反応。

2014年9月27日のブログを見てみましょう。

来月11月1日から都会を離れ、美味しい空気とお米とお酒めがけて佐渡へ移住します。

「佐渡・・・って新潟やんな?」
「なんで佐渡?!」

たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっくさんの人に言われました。

「金掘りにいくん?」については『なんでやねん!』をいうのが面倒くさいくらい。

「佐渡・・・行ったことないわぁ」

関西の人間からしたら、佐渡どころか新潟へも行ったことない人が多いと思います。
なんだったら金沢より向こうはもはや未知なるエリア。


「金山・・・とトキ?」

良くて『たらい舟』まででます。

「橋ついてんの?」
関西人、島といえば淡路島ですからね、、、佐渡は橋かかっていません。。。念のため。


とにかくみんな「?????」だったのですが。。。。

佐渡の暮らし くまのとこのブログ。

・・・でしょうね。
私の出身は兵庫県。高校を卒業した後、大阪の北の方に住んで就職で今度は大阪の南の方に住んで転職で神戸で・・・って関西しか知りません。
そして必然的に私の友だちは関西人が多いです。

新潟・・・遠い!
小学校んときに恐竜の形って習いました。
魚沼産コシヒカリが有名です。
雪がすごいんですよね。
日本酒がうまいと聞いています。・・・それくらいかな。

え、佐渡?
佐渡については前述のとおり。

至って正常な反応をみんなしてました。
今考えるとどうしても佐渡じゃなきゃ嫌だ!ってわけでもなかったです。

その当時は、結婚をしライフステージが変わって2年目の年でした。
同じような働き方だったらいけない・・・と思っていたんですよね。

さ、続きです。

幸せってなんだろう・・・佐渡行が決まる前よく考えていました。


私にとっての幸せな時間。
広い空を感じるとき。風の音を感じるとき。植物や虫の声で季節を感じるとき。
それを山登りで実現してきました。

でも一度都会に戻ると・・・土がなく1本の木に夥しく止まるセミ。ビルや電線に囲まれ小さくなった空。街灯の明るさで星や月が見えない夜。。。。
くたくたになって帰ってきても星に癒されることはない寝るだけの部屋。

山にのめりこめばのめりこむほど「なんだかなぁ・・・」と考える時間が多くなってきました。

山の中とは言わずとも、せめて土の近くに住みたいなぁ・・・。

佐渡の暮らし くまのとこのブログ。


このときは幸せってなんだろう、って言いながら都会暮らしに疲れてたんだと思う。
だけど、それだけの理由で移住するのはあまりお勧めしません。
せめてこの土地のここが好き。っていうがないと。そこでは新しい暮らしが始まるけど、今までのしんどかったことが全て解決するわけではないし、また新しい悩みも出てくるかも。

そのときに「なんでこんな遠いとこまできたんだっけ」ってなってしまったときに「あぁそうか、ここの景色が好きだからだ」「あぁ、この刺身食ってうまいなぁ。。。って染みたんだった」とかそういうその土地にピン止めされるものがあるといいと思います。

私の場合は花の百名山ドンデン山です。これが違う山だった可能性もあるけど、ドンデン山があるから佐渡になったんですよね。

あと、このときのブログには書いてなかったけど、もっと深い理由もあります。取材されたそのweb記事があったんだけど、HP自体なくなってました。またどこかで書きますね。



そして、現在私は「あーなんでこんな寒いとこに来ちゃんたんだろ」ってなってるわけです。

瀬戸内の温暖な気候で生まれ育った私には、日本海に浮かぶ佐渡の冬は厳しいものになるかもしれません。
でもどこでどんな暮らしをしようと、自分次第だと思うので おいしくて新鮮な食べ物に囲まれて佐渡ライフ楽しんできます!

佐渡の暮らし くまのとこのブログ。


あー・・・がんばってー当時の私 www

確かに冬厳しい!けどそれが本当に辛くなるの6年目くらいだから!!!
なんで辛いのか・・・同じ冬でも「加齢」っていうのを勘定してなかったんですよね。

けど、それ以上に得られてるものがあるから佐渡暮らし10年を迎えようとしてるんだけど・・・それはまた別の機会にお話しします。


全文はこちら。「佐渡暮らし・・・準備編」は4本書いています。


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