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知の解放。ChatAIについて考えてたらなぜか共産主義が浮かんできた

しつこくChatGPTの話。
前回のnoteで、ChatGPT登場は「黒船」表現がしっくりくると書いたんだけれども、ちょっと違う気がしてきた。
開国を迫るディープインパクト~という意味では黒船と似ているけれど、視覚的な威圧感があるわけでも、全く予期されていなかったものでもない。

どちらかというと「革命」?しかも革命完了のような。
「情報革命」「IT革命」が気づかぬうちにコンプリートしていて、ChatGPTから「終わりましたよ」と告げられたような感覚。
「無音革命」「ステルス革命」どんな言葉がふさわしいだろう。

共産主義っぽく言ってみると「知の解放」。
「知」が特権階級だけのものではなく万民のものになった。

知のインプット面、「情報の平等化」で言えば、国会図書館のアーカイブも著名な学者の論文もネット上でアクセスできるし、ハーバード大のオンライン授業も無料で受講できる。公営図書館でもデジタル図書を貸出サービスが始まった。
お金をかけなくても、井の中の蛙のままでも、世界中の情報を手に入れられる。手に入らないのはペンタゴンの文書くらい?

知のアウトプット面、「機会の平等化」も実現していると言えるかな。
Youtubeでtwitterでもnoteでも、何かを好きなことを続けていればバズるチャンスがある。著名人に直接DMでコンタクトしてみてもいい。
書きたい思いはあるけれど文章が出てこないという人は、ChatGPTに代わりに表現してもらえばいい。
求職活動もオンラインだし、リモートワークで日本にいたまま海外企業に勤務することだってできる。


知が平等化されたのなら、「物質面(富・貨幣)の平等化」はどうだろう?
ふるさと納税、シェアリングエコノミー、クラウドファンディング、フェアトレードなどはその支流と言えそう。

ミクロな視点では「格差の拡大」ばかりに目を向けがちだけれど、地球全体のマクロなベクトルとしては、格差の解消、富の再分配に向かっているんじゃないだろうか。
いまや世界はボーダレス、ワンワールド、一連托生。局地的な災害や戦争も、新しい技術の登場も、バタフライ効果で全世界に影響を及ぼす。

「グレートリセット」や「ベーシックインカム」を陰謀論界隈のトンデモ話だとばかり思っていたけれど、同じ潮流と考えてみると、あながち絵空事でもないのかも。

色々妄想が浮かんでまとまらないけれど、少なくともChatGPTの登場が「労働・仕事」の価値を革命的に変えたのは間違いない。
遠くない未来に、人間の労働は「対価を得るためにイヤイヤ行うもの」ではなく、むしろ「ぜいたくな娯楽」になって、働くためにお金を払う日が来るような気がしている。


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