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曽田文子 『さいごのスケッチBook』 文芸社(私家版)
昨年10月に亡くなった曽田さんが病床で描いた絵と文章をまとめた本が届いた。曽田さんのことは、昨年亡くなられたときにここにも書いた。本書の「はじめに」の文章には2021年7月19日と日付が記してある。1年ほど前にここにある文章や絵を描いた本人がもういないのかと思うと不思議な気分だ。本書で曽田さんは人生を旅に例えた文章を残している。
人生は旅
人は皆旅人。ある日、ふっと風にさそわれて旅が始まります。
旅の中の出来事。
旅で出会った人々。
楽しかったこと。
苦しかったこと。
悲しかったこと。
旅が終わった今頃になって、みんな神さまからのプレゼントだと気がつきました。
帰るところがあるから旅という。人生を終えて帰るところはどこなのだろう。そもそも自分はどこから来たのだろうか。帰るところがあるならば、そうじたばたすることもないのだろうに。
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