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不足の事態!

介護、物流、建設、バスなどの業界で慢性的な人手不足。働いている人の平均年齢も50代?
若い人は来ない。給与が低く、子育ての計画も立てられない。将来不安しかないから。労働の内容も時間にも問題がある。

マンションの大規模修繕が長引いたり、バス路線が廃止されたりと私たちの生活にもひびいてくる。

人口減少だけが問題なのか?構造的な欠陥なのか?少ない労働力に対応するための法的土台に問題が?

日本は高度経済成長期に、どんどんものを造っては売り、大量生産、大量消費で、雇用も拡大していた時期があった。

その後、バブルは弾け、長い長いデフレ経済の始まり。そんな中でも、今度はコスト削減して、給与を抑え、どうにかこうにかモノやサービスを提供し続け、消費者も財布のヒモを閉めつつ、安いものを求めた。

その間、若年人口は減少をし続ける。先細る日本経済。
アベノミクスで株価は上がったが、実態経済はちっとも良くならない。失われた30年の間に非正規雇用は拡大、派遣社員やアルバイトはコスト削減の大事な一翼をずっと担っていた。

将来、年金が足りずに生活保護を求める人たちがどんどん増えてくるだろう。しかし、この国にはそんな財源どこにあるのだろう?
そもそも借金が天文学的な数字になりつつあるのに。

もう、経済成長はないといってよい。この国はすでに盛りを過ぎた老齢期に入ってるのだから。

そんな状態なのに、都心では高層ビルがいくつも建設されている。東京駅は周りのビルに隠れて見えなくなりそうだ。
虎ノ門もスゴいことになっている。あんなにビルばかり建てて人は来るのか?
日本人ではなく、外国人の落とす資本が目当てなのかな。

渋谷の方もまだまだ建つらしい。
これらのビルが将来、一斉に老朽化したとき、日本は人間らしく生きられる国になっているのだろうか?
それとも、いわゆる日本人はもういなくなってるのだろうか?
他の国に買われているかもしれない。あるいは沈没しているかもしれない。

古くなったビルが並ぶ新宿西側を歩き、秋の風になんとなくメランコリックになっていろいろと考えてしまった。

写真はガンプラのイベントの入り口付近で撮りました。入場無料だけど、長蛇の列で入りませんでした。

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