『退職代行サービス』について率直に思ったこと
こんにちは!クマ吉です🐻
最近、「退職代行サービスを利用して退職する人も増えてきています!」みたいなニュースを見かけることも多いですよね😄
以前は、「これって非弁行為(弁護士のみが認められている法律行為を弁護士資格のない他人が報酬をもらって行うこと)じゃないの?」みたいな話も、ときどき目にしたような記憶もあります😇
しかし最近では、弁護士事務所等ではない、いわゆる退職代行サービスを専門に扱う会社もますます増えているようです。
また、そのサービス内容についても、非弁行為とはならないように会社との交渉等は含まない『代行業務のみ』を行う形で、線引きがされているようでもあります。
ちなみに、クマ吉自身は日々の仕事のなかで退職実務にも日常的に携わっていますが、退職代行サービスそのものの是非について意見等を言う立場でもないですし、触れるつもりもありません☺️
(ただ単に、「あ〜、こういうニーズもあるんだなぁ〜。なるほど!」という感じの印象で、特に推奨派でも非推奨派でもないです😉)
このような退職代行サービスについて、クマ吉は今のところ実際に退職代行会社から連絡を受けた経験はまだないものの、人事労務実務の観点から思ったこともあったので今回取り上げてみました😉
退職者が「この会社に入って良かった!」と思えるように導くことが人事労務の仕事
これは、クマ吉が人事労務の仕事に15年以上携わってきたなかで、ずっと大切にしていることでもあります☺️
ちなみに、人事労務の仕事って 『会社のため?』 それとも 『社員のため?』の記事でも、『会社と社員の両方のため』と書いたのですが、これは退職者に対してももちろん同じです😄
退職される方々のうち退職代行サービスを利用する主な理由としては、おそらく「直接会社に対して退職したいと言いづらいから」や「引き留められるのが面倒だから」といったケースが多いのかな、と思います。
そのような理由はよく分かりますし、その会社や人によっても外からは分からないさまざまな個別事情があることも理解しているので、結果的に退職代行サービスを利用してホントに良かった!というケースも実際にあるはずです😌
しかし、人事労務実務における退職プロセスは、「就業規則等のルールに沿って、退職者が自ら会社に対して退職の申し出を行い、会社側もそれを適切に受け付ける」という流れがあるべき形だと思います😉
そして、人事労務担当はこの一連の退職プロセスがスムーズに進むよう、退職者と会社の間に立ってフラットな立場で丁寧なコミュニケーションをとりながら、全ての必要手続きが漏れなく完了できるように日々尽力しています😌
このように、人事労務担当による真摯な姿勢での適切な対応によって、退職時には「退職者は会社に感謝を伝え、会社は退職者の退職後を応援する」といったように、全員が良かった!と思える方向へ導くこともできます😄
また、これは一見すると綺麗ごとではないか?とも思われるかもしれませんが、実は会社側にとっても大きなメリットがあります😉
なぜなら、退職者は退職後も同じ業界で働きつづけるケースもありますし、将来的にどこかでまた会社との接点が発生することも実際に多いからです😌
(思っているほど世の中は広くないですよねw)
そして、たとえ直接的な接点はなくなったとしても、退職者にとって印象の悪い退職になってしまった場合、会社に対するレピュテーションリスクという面でも悪影響を及ぼす可能性があり、事業面への支障という観点でもとても大事なことです。
以上から、我々のような人事労務に携わる立場としては、「退職代行サービスを利用しなくても普通に退職の申し出ができる環境づくり」が求められることなんだろうな、とあらためてしっかり認識したうえで、引き続き社員と会社のために邁進していこうと思っています☺️
ということで、今回は比較的話題性のあるテーマを取り扱ってみましたが、みなさまのご参考のひとつになれば幸いです!
でわ、またね〜🐻
クマ吉
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