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妊娠・産休・出産を経て

4月後半から産休を取り、出産して1ヵ月後頃のいま、思うことを書き残しておこうと思います。
いわゆる子供の毎日は「育児日記」に書いているので、自分の気持ちだけを書きます。

大きく分けて以下の3つ。

  1. 出産がゴールになっていた

  2. 仕事のほうが全然ラクは本当だった

  3. 自分もゼロから成長していく…?



1.出産がゴールになっていた

産休に入るまでほぼトラブルなく、たくさん旅行も行き、出張も行き、年休も思う存分取り、
産休に入ってからも、毎日ニート生活を楽しみ、産後のことをあまり想像できていなかったような気がします。

出産の怖さだけが自分の中での課題となっており、それは体験したことのない痛み・怖さなので、普通なのかもしれませんが、
逆にそれだけが自分の課題になっていたような気がします。


いざ、陣痛が始まると、確かに感じたことのない痛みだったけど、終わりがあるし、しかも無痛分娩を選択していたので、出産自体は本当に便を出すくらいの感覚で終了しました。

私にとってはここからが本当の「出産」で、産後は貧血と股の痛みと、尿のコントロールで悩みながらの初めての授乳。


話にはたくさん聞いていたはずなのに、本当の意味で想像ができていなかったし、予習できていなかったと思います。
ここだけは本当に自分の勉強不足だったと感じています。


予習できていなかったことで、だらだらしていた産前休暇とのギャップを感じ、「昨日までは自由に寝たり起きたり、動画を見たり外食したりしていたのに、もう一切できなくなるんだ、、、」
と極端に自由が奪われ、「私」が奪われた気がして、産後1日目から2週間くらいはとにかく泣いていました。

その頃は、「マタニティブルー」や「産後うつ」を沢山調べ、このままだと産後うつになってしまうのか…?と思いましたが、自覚して調べるくらいには余裕があることもあり、産後3週間たったあたりからだいぶ普通の感情に戻ってきました。(それでも夫に八つ当たりしたりは今でもしてしまいますが)


自分の予習不足が呼んだことだと書きましたが、もしどんなに予習していたとしても、同じようにつらかったのかもしれないし、それは一過性のものであると後から思うんだろうな、と思っています。


2.仕事のほうが全然ラクは本当だった

先輩パパに、上記の通りに言われることがよくありました。

これも何度言われても簡単な想像だけで、まぁ確かに 対ヒト だからそうかもなぁぁくらいにしか思っていませんでした。

いざ育児が始まると、24時間休みなし!24時間働いているようなもの。
仕事は、今やワークライフバランスなどと言ってオンオフがしっかりしているので、家に帰れば完全に自由で、最悪なにもしなくても良い。

その頃は、そんな生活が暇だなぁと思っていたことを今思い出しました。いつもないものねだりです。。。


オフがない、自由がない、ことの辛さを感じてしまいました。

産む前は、「夫や親に預けて飲みにいったろ~」と思っていましたが、今やちょっと1人で買い物するのも「ダメな親」のような気がしてしまってしたくなくなってしまいました。

子供が寝てる時だけが唯一の「オフ」という感じがします。(いま)


3.自分もゼロから成長していく…?

これは本当に最近思ったことで、前は友達の子供と遊ぶ時、「親はこんなつまんないことをずっと付き合ってあげるのか、すごいなぁ」と思っていました。

1ヵ月前、自分の子供は産まれ、この世界ですることすべてが「初めて」で、すべてが新鮮です。
その初めての体験を手助けしてあげるのが育児で、できないことがどんどんできるようになっていくのを見守るのが育児だと思います。

産まれたての我が子は、どんどん世界が広がっていき、動きや遊びも増えていきます。つまり、今後の中で今が一番何もできない!
何もできない今を見守り、1つずつできることが増えていく様子を毎日見守ることで、親もできることが増えていく(成長していく)ような感覚を味わえるから、おもちゃ遊びも楽しくなっていくのかなぁ?と思いました。


0歳向けの知育絵本も、刺激のある色を使って、物語もくそもないもので、大人はまったく楽しくない。童謡を歌うより、好きなSixTONESを歌う方がよっぽど楽しい。

だけど、今はこのレベルのあそびだけど、これが物語のある絵本を読めるようになったら、子供と同じ目線ですごく楽しめるような気がしています。

今は、泣いている理由も分からない中で、お互い意思疎通できないままだけど、笑い返してくれたり、言葉が通じるようになったら、それが今までの女子会のような刺激はないかもしれないけど、このゼロスタートから比べればはるかに楽しいものになるんだなと思います。


それを1つずつ見守り、共有していくことがとても楽しみで、1日1日大事に過ごしていきたいと思います。


まとめとしては、実際に産まれてみて、ここまでで産む前に思っていたこととの違いや学んだことは以下の通りです。

  1. これから出産を迎える人には、ぜひ出産がゴールにならないで欲しい

  2. 仕事のほうが全然ラクなのは本当だった!

  3. 30代の親も、0から人間を始めていくことに楽しみを感じる

  4. 夫や親に預けて出かけようと思っていたが、実際はそんなことしたくないと思った

  5. 子育ては大変!とネガキャンするなと思っていたが、最初の1ヵ月が本当に大変だったので、簡単な気持ちで産むのはやめたほうがいい、と言いたい

  6. 子供がないと、40代50代になったときにみんな子供いるから遊んでくれる人いないなと思っていたが、ご時世的に子を産むメリットも少なくなり案外子供いない友達も多いのでは?と思い始めてきた

  7. テレビを見ていて、あの女優もこの芸人も、家で子育てして乳あげてるのすごいなぁ、、、と全母親を尊敬

  8. 毎日違う顔を見せてくれるお子かわいい!!


長くなってしまいましたが、生後1ヵ月で思っているこの新鮮な気持ちを残したく、しっかり書きました。

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