フロアディレクターとして生き残る為に〜くまひげの考え

現役映像ディレクター(D)でありフロアディレクター(FD)。2001年、34歳からFD…

フロアディレクターとして生き残る為に〜くまひげの考え

現役映像ディレクター(D)でありフロアディレクター(FD)。2001年、34歳からFDを本格的に始める。FDとしてはかなり遅いスタートですがピーク時は1週間に生放送番組7本、収録番組2本のFDをこなす(単純計算で1年50週×9本=年間450本)。現在も関西をベースに仕事してます。

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3)FD=フロアディレクターのやる事は、ざっくり言えば2つだけ

これまで 「全ては出演者の為に」 「出演者ファースト」 や 「FDは空気感の演出家」 など、FDとしての心構えや考え方など精神論的な事ばかり書いて来ました。 それでは具体的に 「FDって何をするの?」 という事についての私の考えを今回は書いていきます。 細かい事を挙げ始めればキリがありませんが、ざっくり言えば 「カンペを書いて、出す」 「番組全体の尺(時間)管理をする」 という2つだけ。 まず「カンペを書いて、出す」。 これは「全ては出演者の為に」という考えに繋がるん

    • 2)フロアディレクター=FDは空気感の演出家である

      前回はフロアディレクター=FDが一番に考えるべき事、それは 「全ては出演者の為に」 「出演者ファースト」 だと書かせてもらいました。 それが分かった上で、今回は実際にFDが現場で何を演出するのかを考えます。 「ディレクター」とは現場を指揮し演出する人、つまり「演出家」と言えば分かりやすいでしょうか。 仮にも「ディレクター」と名前が付いているのですから、FDも単なるカンペ出しではありません。 何かを演出する役割があると思っています。 ある1時間の情報番組があったとして

      • 1)フロアディレクター=FDが一番に考えるべき事とは?

        いきなり精神論的な事から入らせてもらいます。 もっと具体的でテクニカルな話を期待していた方には本当に申し訳ないんですが フロアディレクター=FDが一番に考えるべき事とは何か? FDをするなら兎にも角にもコレが分かっていないと話にならないと思っているので、一番最初に書かせてもらいます。 私が思うFDが一番に考えるべき事、それは 「全ては出演者の為に」 最近の言い方で言えば 「出演者ファースト」 これだけです。 勿論、FDとしてやらなければいけない事、注意すべき点

        • 最初に…フロアディレクター=FDとは何なのか?何をするのか?

          このnoteのプロフィール欄にも書いている通り、自分は関西のTV番組を中心に映像ディレクター(D)、フロアディレクター(FD)として現在も現場の第一線に立っています(詳しい事を知りたい方は下記を参照して下さい)。 https://www.facebook.com/officekumahige D、FDのバランスはその時々によって変わりますが、ここ20年ほどはありがたい事に途切れる事なくFDの仕事をさせてもらっています。 実は2014年から「フロアディレクターの独り言」とい

        3)FD=フロアディレクターのやる事は、ざっくり言えば2つだけ