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【7/29の日記】さかもとこのみさんとインディさんのイベントをハシゴしたよ

原宿へ行く機会がめっきり増えた。自分は原宿なんぞに用のある人種ではないと思っていたのに、人生とはわからぬものである。
 目的の場所は原宿駅から徒歩3分程だったのですぐにたどり着けた。「がちゃ処」という、ガチャガチャを大量に置いている店があるのだ。そこに、さかもとこのみさんのガチャが6台も置かれる事になったという。設置初日は本人が店にいるというので早速向かった。

 店の前にはさかもとさんの自画像が看板になって立っており、すぐにわかった。あまりに可愛いイラストに思わず写真を撮る。店頭にはさかもとこのみさんご本人が居て絵を描いていた。本人が希望者に似顔絵を描く、というイベントをやっていたのである。しかしイベント終了時間ギリギリだったので似顔絵は頼めなかった。
 店内はガチャガチャの機体で埋め尽くされており、本当にひたすらガチャガチャだけが置いてある店であった。両替機も置いてある。すっかり子供に戻った気分で缶バッチのガチャやアクリルキーホルダーのガチャを回しまくった。あまりにイラストが可愛いので全部欲しくなってひたすら回していたら、缶バッチにマグネットのついたものが出た。何だろうと首をかしげていると、アタリだと言われた。このガチャガチャ、アタリが出ると直筆サイン色紙がもらえるのである。狙ってはいなかったのだが当たってしまった。さかもとこのみさんが目の前で色紙にさらさらと描いてくれる。SNS上の名前が「熊五郎」であるからか、熊の絵を描いてくれた。思わず顔がほころぶ可愛さである。
 しかしガチャガチャというものは単純に楽しい。小銭を入れて、レバーを回してカプセルを取り出す。今度は一体何が出てきたのかとワクワクしながら蓋を開ける。中身を確認するまでのワクワクする心持ちがひどく楽しい。全部揃えたいという気持ちもあるにはあるが、実のところそのワクワクが味わえれば、揃わなくともまあ諦めはつくのである。
 画期的だったのは「直筆ミニ原画ガチャ」である。本当に直筆で、同じものが一つとしてない。つまり、コンプリート出来ない代わりにダブりも絶対にないのである。描いたさかもとさんは大変だっただろうが、必ず違うものが出て来るので、非常にワクワクするガチャであった。

 次はそのまま、その足で笹塚へ向かった。今度は怪談師・インディさんの怪談イベントである。場所は小さなバーで、酒を飲みながらインディさんの話を聞くというイベントであった。最近仕入れた話から十八番の話まで、惜しげもなく喋ってくれる。この人は話の面白いのは勿論だが、けちけちしていないのである。時間いっぱいまでとにかく喋ってくれる。怖い話、奇怪な話、笑える話。インディ氏の話はバラエティ豊かである。何でもありなのだ。共通点はただ一つ、面白い話であるということ。それだけである。私が特に気に入っている話も幾つか語られ、満足しながら帰路に就く。今日は随分ツイてる日だなあと思いつつ、気のせいか幾分か涼しくなった夜道を駅まで歩いた。


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