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うつ病に、優しくて真面目な人が多い理由

うつ病になる原因は、環境や遺伝など、様々な原因が組み合わさった結果だと言われている。

私自身、双極性障害で様々な医師やカウンセラーに会い、書籍などを大量に読み、自身を実験台として様々なことをしたとつもりではいる。(あくまでつもりなのは、まだ何かあるような気がしてならないからだ)


ここからはあくまでも私が自分の体験を振り返り感じたことを書く。


私は人がうつ病になる理由を『自分の中の感情同士が喧嘩をした結果』だと思っている。


他人や世間の価値観は、あくまでも他人や世間の価値観として処理できるが、自分の中に生まれた相反する価値観への感情は葛藤を生みやすい。

例としてあげるなら「〇〇さんに嫌がらせをされてムカつく!仕返ししたい!」という自分と「〇〇さんにも事情があるかもしれないから許してあげよう!」という争いが自身の中で起きているような状態を自分の中で感情が喧嘩をしていると私は表現したい。

「〇〇さんに嫌がらせされてムカつく!仕返ししたい!」だけであれば葛藤はうまれない。もちろん「〇〇さんにも事情があるかもしれないから許してあげよう!」だけでも、葛藤は生まれない。相反してないからだ。


相反する感情がいつ何事にも起き、常に頭の中を離れず、1日中ぐるぐると頭の中でまわり続けたら、どうなるか?

疲れ果て生きるエネルギーが枯渇するのはは当たり前である。

それが、ダイエットしてるのにちょっとだけつまんでしまうお菓子のように、やめようとしても、やめられない習慣になってしまっているのだ。


ある意味ひとつの感情のみが正しい(自分の考えこそ正しい)と思っている人は自己愛性パーソナリティ障害などの人格障害にはなっても、基本的にはうつ病にはならない。葛藤がないから。自分の思い通りにならないことでの二次障害としてのうつ病はありえるかもしれないが。(どちらかというと自己愛は過剰警戒型に移行しでうつ病っぽく見えるだけかもしれない)

私はうつ病の人に真面目で優しい人が多い理由も、より深く複雑に考えられる賢さがらあるからこそ葛藤が起きてうつ病になってしまったのだろうと思っている。(新型うつ、非定型うつは除く。私はうつ病とは別ものだと思っている。あくまでうつ病の人だけ)

双極性障害も似たようなものではないかと思う。薬や日常生活に気を配って情緒が安定した双極障害の人も根が真面目な人が多い。私も他人から真面目だと言われる。正直指摘されると、ぐぬぬ〜真面目な素の部分見やがったな〜と恥ずかしかったりする。類は友を呼ぶから、私の身の回りだけかもしれないが。


でも、やっぱり、


ああ、この人、真面目で優しかったから、嫌なことでも人でも邪険に扱えず、うつ病になっちゃったんだな。


って、しみじみ思う。


以上、クマガイがお届けしました٩( 'ω' )و 







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