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BarSTAYTUNEってこんなとこ【イベント紹介】


BarSTAYTUNEとは?

BarSTAYTUNEはVRCにて開催される店舗型雑談イベントです。
よりどころの無い暇な夜やとりあえず話せる場所が欲しい!などといった居場所を求めるニーズに合わせて営業しています。


営業時間

水曜日 22:00~24:00
金曜日 22:00~25:00(うち1時間追加営業)

参加方法

グループからJoinいただくか、
主催にフレンド申請の後、お越しください
◆グループ◆ https://vrc.group/BSTUNE.5114
◆主催
◆ https://vrchat.com/home/user/usr_815c81f3-57d0-41d1-9bd5-5eb6fa02dc25


キャッチコピーは
「寂し気な夜に素敵な居場所を」
を掲げています

夜って話をする相手などがいなかったり、その日嫌なことがあったりすると寂しさや悲しさでつぶれてしまうことがあるんですよね
特に、VRCを始める前は一人で遊んでいても楽しかったけど、人と遊ぶ楽しさを再実感した後だったりするとしんどくなってきたりします。

そんなときに居場所を提供できればいいなと思い、様々なサービスや機能をモリモリに、たまにふらっと楽しめる。
それでいて景観も綺麗で、軽く。そんなイメージで作りました。

ワールドの設計

ワールドの設計には2年間ワールド制作してきた技術をたんまりと詰め込みつつ、高い質感と設計段階からの技術的な軽量化を追求しました

軽量化したい

数あるワールドでよくあるのが“重い”という問題点です。
ワールドに一人で入った時でさえ30fpsを下回るようなワールドがあり、
それが質感やこだわりにつながっているのであればよいものだと思いますが、雑談イベントワールドであれば話は変わってきます。

まず前提としてイベントワールドは複数人が入ることが前提となります。
スポーンポイントから大勢が見えたり、ワールド全体が見えてしまえば重くなってしまいます。

そこで手の込んだワールドでは“オクルージョン・カリング”と言われる処理を施しています。
オクルージョン・カリングとは、見えていない領域のモデルを非表示にすることで処理を軽くする機能です。(よくゲームでも見ますね)

オクルージョン・カリング処理の際に表示される表示領域の細分化

スポーン場所の選定

そこでSTAYTUNEではエレベーターからのスタートになるよう設計しました。
エレベータの目の前にはブランドLogoを掲げた大理石の壁とカウンターがあり、これがギリギリ視界から切れるように配置することで読み込みで重くなる問題を回避しています。

エレベータ

常に映らない場所を非表示化する

ワールドのベースにはよくあるアセットの流用をやめ、完全オリジナルに設計。基本をUnityキューブベースで設計することにこだわりました。
バーカウンターの後ろや屋根などもオクルージョン・カリングによって遮蔽物として設定することができ、バーにいる時はバーしか見えず、アッパーフロア(ビリアードがある遊戯室)からはアッパーフロアしか見えないようにしました。
またアフター専用に公開している小部屋もあえて廊下を設け壁を多用することで“あえて遮蔽物を作る軽量化”をしています。
シアタールームも同様で、シアタールームはワープして移動する方式により音の遮蔽度を上げているのですが、多くの人が集まっていてはワープした瞬間に重くなります。そのため一旦壁を挟んで横から移動するデザインにすることでワープしてすぐ読み込むのを防ぎました。

映っている壁のほとんどはデザインの為の設置以外にも軽量化の為に効率化を図って配置
構造体ワイヤーフレーム(ポリゴン)表示
側面
立体表示

ライトについて

私自身、白や黒いアバターを使うことが多いのですが、白や黒などのアバターは明るすぎる場所では白色が潰れ、暗すぎれば黒色が潰れるのがワールドによって影響してしまうため写真を撮る際などはよく悩まされていました。
STAYTUNEではより均一なライティングが望めるようにAreaLightを多用しています。AreaLightは範囲の下方向に対して均一なライティングを提供する為、明るすぎず暗すぎない明るさを表現しています。

また、ライトについての軽量化もこだわりました。
まずアバターライトにはLightProbesによる事前計算を用いることでよくある“アバター用ライトをDirectionalLight等で表現”せずに済むようにしました。
よくDirectionalLight等でやるやり方もありますがこれはアバターに対してのみリアルタイムで処理が入ります。
(例えこれをBaked設定してあってもプローブよりも重い処理になることが多い)
そのためLightProbesで焼く必要があるのです。

今回、Bakeryを使わずUnity自体のライトベイクを使って焼きました

美しいほどに綺麗に焼けたライティング(メインフロア)
新造したシアタールーム。こちらもきれいに焼けている


質感、デザインについて

以上のことやそれ以外も様々なことを考慮した上でデザイン設計しました。

まずカウンターはL字のロング形状にすることで訪問者への受付やBarとしての営業もすんなり進められるようになりました。また、ロングカウンターは入口が遠くなることを見越して中間にドアを設けるなどしています。
また入り口側背面には壁と時計を設置し、高級感がありながら見ていて飽きないデザインと壁による遮蔽で軽量化するカリングの二つを両立しました。

Bar部分は接客のしやすい調理台と一体のデザインにし、大理石を模したテクスチャを使うことで高級感を演出しています。
ラウンジ部分は小規模なフレンドだけの会話を楽しみたい人向けに簡易的に仕切られたVIPスペースがあります(形式上VIPですがどなたでも利用になれます。)
これで少人数で集まって話していたい瞬間などに過ごしやすい環境ができるのです。

Mirrorはよく、スイッチの近くなどで人が集まっていると「すみませんっ!」って感じに押しに行かなくてはいけないことが多々あります。
それを回避するため、VIPスペースに各ひとつずつ、ワールド全体で20を超えるようなミラーの数を設置し、使いたいけど使えない、使いにくい感じをなくすようにしました。

DJブースは後付け間の無いしっかりとしてスペースを確保し、DJする側としても全体が見えて、目の前に踊れるようなスペースがあるラウンジDJとしては異様なほど需要を満たしたデザインにこだわりました。

その他にも小部屋では快適性と軽さを求め、それでいて息苦しさの無いデザインになるように配置。

簡易的なプライベート空間


シアタールームでは音響に意識したような凸凹壁面デザインを採用、音響にもこだわり、再生リストにはVRC映画として公開されている20本以上のVRC映画本編と予告編を設定。
喫煙をするお客様からの意見より喫煙室を完備、また暇な人のためのビリヤードを設置するなど楽しさや過ごしやすさにこだわりました。

特徴的なL型カウンター。よく見ると右側に入り口が二つある

これから

これからしばらくの間は大きな更新をかけワールドを強化していきますし、イベントも盛り上げられるよう勧めていきますので是非とも今後のお付き合いのほどよろしくお願いします!
また、まだ来店されてない方はVRC初心者の方も大歓迎ですので是非ご来店いただけたらと思います。

それでは、良い夜をお過ごしください。

BarSTAYTUNE 店長 くまちゃん

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