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初期仕様をどう決定するかが原価に大きく影響する

こんにちは、ヨシキです。

--- 3分ほどで読めます ---

大手メーカーの資材・購買部門で働いてます。
本題前にちょっとした愚痴です。
書類業務が多く、コロナ前は嘆いてました。
「昭和かよ・・」って。

「枠印」ってご存知ですか?
上司や部長の承認を得る行為を決裁と言いますよね?
その印を押すための枠を、担当が印で押すんです。
本当に信じられないですよね
フォーマットを変えるようにすぐ提言しましたが。。

さて、noteを利用している方は
起業していたり、目指していたり、
副業されていたりという方が多い印象を受けるので、
そういった方にも意味のある記事にしようと思ってます。

本記事を簡単に言えば、
食器を買う場合、
100均でいいのか、franfranがいいのか?
という話です。

私の業務の話

 購入部品の仕様を決定するのは、自社の開発・設計部門です。
調達・購買部門が具体的に購入するモノやサービスの内容を決定する権限はありません。
どのような仕様を要求するかは、開発・設計部門に権限があります。
欲しいものが作れるかどうかは別なので、サプライヤと開発部門が直接話をすることも少なくないです。
しかし、そこでサプライヤの力を借りて仕様を決定するのですから、
事実上発注先が決定してしまうこともまた、少なくありません。
(発注先を決めるのは調達・購買部門なのですが。)

一般的にですが、購入コストの80%はその仕様で決まると言われてます。

つまり、仕様決定は直接原価を決定するようなものなのです。

仕様決定とサプライヤ決定を分ける

 私の話から分かるように、仕様決定はカネと繋がる話であり、
利益に直結する仕事です。

解決策として、仕様決定とサプライヤ決定を切り離して考えるのがベターだと思います。

これを実現するには単純に
開発部門は仕様のみを決定し、
購買部門は発注先を選定すればよいのですが。

その仕様を決定する相談相手(サプライヤ)がいないと、
購買部門が相談窓口になります。

では、バイヤーが各サプライヤーの能力や機械のスペック、製造工程について精通していないといけないのか?
(でないと、開発の話相手できないですからね)
私の考えでは、ある程度必要です。
ここに購買マンとしての付加価値があるのではないでしょうか?
・各サプライヤ情報をまとめた表を作ってみたり、
・図面を交えて都度会話したり、
そういった積み重ねがバイヤーとしての付加価値を上げることにはなるかと思います。
(それが社外に出た際どれくらい有意義かは別の話ですが)

いつもサポートありがとうございます^^