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息子と消費期限のせまったシウマイ

フリースクールにプレ入学?しました。

年長の息子はこの10月から、保育園の他にフリースクリールに週に1回通うことになりました。

来年の小学校入学を見据え、これまで学校見学を重ね先生方からと色々と話を聞いてきましたが、正直なところ

・息子の良いところを伸ばす
・息子のペースを大切に生活を送る

このことは今の小学校ではかなり厳しい思っています。

もちろん、集団生活の中で学ぶこと、たくさんあるとは思います。ただ、発達の凸凹が大き過ぎて個別の対応がどうしても必要であること、彼の良さ(好きなものにとことん打ち込める、ワーキングメモリーが高い点を生かせれば学年の枠に問われず、色々なことに取り組めそう)が影を潜めて生き生きと過ごせないだろうというは想像するに容易いというのが現状です。

であれば、ちょっと変則かもしれないけど、この住んでいる地域で子育てをするなら「はじめからフリースクールの併用を検討しよう」というのが我が家の答えでした。

そこで、4月の入学前から
「心の拠り所としての場所を家庭以外で作る」を試してみているところです。自律の一歩、周りの人と関わることが楽しいと思える環境を模索している最中です。



ここから本題

前置きが長くなりました。
昨日は、通い始めたフリースクールの遠足の日。未就学の子は我が家だけだったので、私も仕事を休んで付き添いです。今回はシウマイ工場見学というワクワクなイベント。

途中疲れてふにゃふにゃのタコのようになって大変な時もあったけど、大きな機械がたくさん動いている様子を食い入るように見ている彼を見て、私としても行かせて良かったなぁと思いました。




そして、渋滞に巻き込まれてだいぶ遅くなってしまった帰り道。

電車から降りた息子に「今何時?」と聞かれました。

「19時55分だよ」と私が答えると、突然猛ダッシュ。

夜の帰宅時間、車の通りも多いし事故や迷子になったらどうしようと私も焦ります。

「危ないよー!」と大きな声で呼びかけながら必死で追いかけましたが、6歳にもなると、足も早い。一苦労です。

さっきまで疲れて「歩きたくない〜」と駄々を捏ねていたのに一体どうして…と走りながら考えてきた時、気づきました。


彼は「シウマイ弁当の消費期限」を気にしていたのだと。 

某老舗シウマイ屋さんのお弁当は、保存料等あまり入っていないため期限が短く設定されています。
実は先ほど息子に聞かれて答えた時間は消費期限の5分前。

彼はそれを思い出して、急いで家に帰らないと食べられなくなる!と思ったようでした。
当の息子本人はシウマイ嫌いなのでお弁当が食べられなくても構わないところなのですが、それでも一生懸命走ってくれていました。

危ないし、注意もしなきゃいけないと思ったけど、その気持ちが嬉しくて、はじめに出たのは「ありがとう」という言葉でした。(もちろんヒヤヒヤするので先に言葉で伝えてほしいと言ったけど)


結局、消費期限は3分過ぎての帰宅でしたが、久しぶりに食べたシウマイ弁当はなんだかいつもよりすごく美味しく感じました。


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