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📕本当にやりたいことに気づく本【地平線を追いかけて満員電車を降りてみた】

表紙と色と雰囲気だけで読むことを決めたこの作品。

表紙に「自分と向き合う物語」「紀里谷 和明」と書いてあることにすら気づかずに、

「ちょっと泣けたりする青春系の話かな?」

などと思っていたのだから想像していた感じと全然違っていた。
そりゃそうだ。

私がこの本を書店に並べるとしたら、自己啓発ゾーンで目の高さの位置に表紙を表にして置きたい。

たぶん圧倒的に表紙が美しい。




《ざっくり他己紹介》


紀里谷和明さん。
私と同じアラフォー世代の方だと「CASSHERN」キャシャーンと宇多田ヒカルが思い浮かぶ、たいていの女子は色気を感じるであろう人。
絶対いい匂いがすると思う。


紀里谷さんが作者だと気づいたのは、あとがきを読み始めてからでした。

もしご存じない方は紀里谷さんが監督されている映画の表紙だけでもザっと見てみてほしいのだけど、この本の作者と同一人物とは思えない。

あぁ、きっと色々あったんだなぁ。
たくさんの時間自分と向き合われた結果、この本ができたんだろうなぁ。

って思う。



《一言あらすじ》


人生につまずいている若者が、きっと色々あって自分と向き合ってきたのであろうオジサマからアドバイスを受けて気づきを得る、ほんのりファンタジー要素のある短編小説風の自己啓発小説。


このオジサマは作者自身なんじゃないかなぁと思いながら読んでいました。

そしてここに登場している若者は、きっと実際にモデルとなる人がいたんじゃないかなぁと。



《似た雰囲気の本》

アプローチ方法というか、構造といいますか。「嫌われる勇気」と似ています。

ただ、それよりもっと優しい。
作者の優しさと温かみを感じます。

優しさと温かみで言うと、喜多川泰さんの作品に近い。

私の好きな作家さんの一人で、以前に記事も書いたので参考までに。



《ひとこと感想》


サラっと小説を読むように読み進めるのじゃなくて、自分に当てはめながらじっくり心に沁み込ませるように読むと、悩みやモヤモヤが解消すると思う。


ポイントは「本当は自分はどうしたいのか?」

これが本当に腑に落ちると、あれこれ解決するはず。


私もこのオジサマからアドバイス受けたいけど、紀里谷さんだったら格好良すぎて緊張するから本音なんて話せないな。

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