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メンターの重要性

はじめに

「メンター」
事業を始めるとよく聞く言葉でしょう。
自分はすべての判断を自身で行うからメンターなんぞいらん!そう考える人も多いとは思いますがそれでもはやりメンターという存在は重要です。

本当ならこの役割を税理士に担って欲しいところですが、残念ながら税理士はこの面では使い物にならない人が多いのでお勧めできません。

理想的なのは自分にとって信頼の出来る相手を見つけることでしょう。

信頼出来るメンターを探すにあたって

自称メンターの多い事・・・

自分にとって信頼出来るメンターとは誰だろう?
特に今のネット社会のおけるメンターは「言ったもの勝ち」の風潮もあるせいでまったく使えない人物がメンターを名乗っていることも多々あります。

このような「自称メンター」に頼ってしまったら最後、事業の失敗は否めないでしょう。

いいメンターの見分け方

現代においてはメンターの定義も様々で「師匠」だったり「指導者」だったりしていますが、直訳的な意味合いでは「助言者・相談者」といった意味合いです。

勘のいい人ならもうお気付きでしょうが、穿った見方になるけれども前者は「意見を押し付け」後者は「意見を引き出す」のが役割となっています。

悪い自称メンターの例

師匠のマネをしろ!
指導者の意見を聞け!
あれはこうした方がいい。これはこうした方がいい。
わたしの意見を素直に聞いて行動したら成功する。
わたしの意見を素直に聞かないからうまくいかない。
プライドが高くて意見を聞かないから成功しない。
・・・このような話よく聞きませんか?

もちろん成功者を模倣することからビジネスを始めることは多々あるでしょう。
でもこれってメンターではなくコンサルですよね?
ではなぜこの人たちはメンターと自称するのか。
これもシンプルでメンターの方がコンサルタントより親しみがあるからですね。

何度でも言います。やっていることはコンサルタントです。

ここで売上が上がるならいいじゃん!と思ったそこのあなたはきっと既に成功を収めているでしょう。
ただその分この自称メンターとはビジネス上切っても切れない関係になっているのではないでしょうか?

このタイプのやっかいなところはメンターを自称して自社サービスのコンサルティングを行う事で顧客の収益獲得にも繋げる点。
要はコンサルタントありきなんですよね。

それでもいいのであればこの自称メンターとの付き合いを続けるのがいいでしょう。

最悪な自称メンターの例

悪いメンターの例は要約するとコンサルタントが商売をする隠れ蓑として親しみやすいメンターを名乗っている場合ですね。

メンターとしてみたら悪い例ですが収益獲得の観点でみればコンサルタントでも満足いく人が多いでしょう。

むしろレールを敷いてくれる分メンターよりありがたい存在になる場合も非常に多いです。
とはいえ、あくまでも「自称メンター」であるが故に本場のコンサルタントと比較して歪な関係が出来上がるのも否めません。

それでは最悪な自称メンターとは?

これは非常にシンプルで経営の「け」の字も知らずにメンターを名乗る不届きものです。

大手コンサル会社で働いたことがある、税理士として顧客の経営課題に従事したことがある。
このような存在であれば信頼出来るでしょう。

最悪なのはなにも実績がない癖に自称メンターを名乗って中途半端にかき回す人ですね。

多いのは副業で人から稼ぎ方を教わってその内容を今度は自分が教えようとするようなタイプですね。

まるでねずみ講のような動きですよね。

ちなみに中には本物のメンターもいるのが質が悪いです。
本物にお会いできたことのある人の意見もネットに転がってしまっているためより一層この最悪な自称メンターが闊歩している状態ですね。

本物のメンター

結局本物のメンターとは?

自称メンターは実質コンサルタントというお話をしましたが、それではメンターとはいったいなんなんだろうか?

助言者・相談者である以上何かしら指導をするのでは?
そう思われるかもしれません。

ただ本物は基本的にまずあなたに質問を投げます。
なぜそう思うのか?
どのようなサービスを提供したいのか?
どのようなサービスを提供出来るのか?
そのためにいくらお金が必要か、いくらの儲けを出せるのか?

シンプルなところだとこのような質問をあなたにするでしょう。
もっと踏み込んだプライベートな話しや自分では思いもつかなかったような角度から疑問を投げかけてくることもあるでしょう。

これの本質は経営者に経営者として思考をさせること。

一度答えが出れば非常にシンプル、かつ、当たり前にように感じることでも自分一人だと答えが出ない事が多々あります。

メンターとはその当たり前を当たり前として捉えてもらうために助言・相談をする存在です。

「こうすれば稼げる!」
たしかにその指示に従えば稼げるでしょう。
ただ、じゃあ次は?
またその人の指示通りに動いて稼ぐのか?

「いやいや、稼げた方法の分析を行って自身で再現性を高めるんだ!」
これを出来る人は自称メンターではなく素直にコンサルタントに依頼しましょう。

分析を行って自身で稼ぐ方法が分からない場合は人の多くは「分かっていないことが分からない」状態に陥っております。

自身で分かっていないのに分析なんて出来るはずもなく、結局は自称メンターの言いなりになることが多いです。

結局指示待ち人間になるので素直にサラリーマンとして働いた方がいいでしょう。

反対にメンターから助言を得た人は考える能力、問題解決能力を伸ばしていきます。

そうなると今の業務の問題点、改善点なども自身で思いつけるように成長していくでしょう。

メンターの重要性

結局のところメンターの重要性とは自身では気が付けなかったビジネスの常識を常識として落とし込むための役割を担ってくれる点ですね。

それを反復継続することでいずれは自身の力のみで問題解決を出来るようになるでしょう。

そしてそれこそが経営者・個人事業主のあるべき姿です。

いつまでたっても誰かの指示のもと働いているのであればそれは「自称経営者」「自称個人事業主」でしょう。
収入の形態以外サラリーマンと何も変わりません。

ビジネスで長期的に成功するためにも自分と相性のいいメンターを探すのは大切な事でしょう。

最後に

長期的な成功のためいいメンターを探しましょう!
どうやって出会えるのかって?
正直「運」です。

メンター紹介のサイトなどもありますが実際に話してみないと自信と相性がいいかなんてわかりません。

大事なのは違和感を覚えたら遠慮なくその人をメンターにしないこと。

メンター次第で業績が驚くほど変わることなんて頻繁に起こっております。

主役はあくまでも自分です。
メンターに合わせないとうまくはまらないのであればそれはきっとあなたにとってはいいメンターではないのでしょう。

どんなに凄い実績があったとしても人であることに変わりはないです。
なんでも相談の出来るような相手を見つけるのが一番重要です。

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