見出し画像

行政書士試験受験を考えている方へ、初学者記述抜きで188点・記述込みで210点1発合格体験記〜後編〜

初めに

noteをご覧いただきありがとうございます! 
不遜なタイトルですみません。
前編を沢山の方にご覧いただき、コメントもいただきありがとうございました。

全くの初学者がどういうスタイルで、どの程度の勉強時間で、タイトル通りの成績で合格したかという体験記を前編でお伝えしました。
 
プロの手を借りて、量は質に転化するという考えの元、目標とする点数が取れるようになるまで愚直に勉強したという内容です。

社会人で受験される方がほとんどかと思うので、周りの方に配慮しつつ、どう勉強時間を捻出するか、いかに隙間時間を有効活用するかという話になってくるかとは思うのですが、千差万別なので触れずにおきます。

後編では主に具体的なスケジュールと、勉強内容を書いていきたいと思います。

予備校を利用していたので、どうしてもそれに基づいた体験記となります。

合格までの考え方


超初心者だったので、合格へのロードマップを考える役割は自分ではなくて、予備校の確立されたメソッドに乗っかろうと考えました。
実際に勉強して努力するのは自分なので、オリジナルの勉強法は考えなくていいと開き直り、講師の言うことを全て行動に移すことを第一優先にしました。

講義が日本語ではなくて外国語にしか聞こえないので、講師の言うことを素直に聞いて勉強するだけと言ってもそれを実行すること自体大変な労力を要しました。

最終的にはどれくらいの結果を出したいかという自己目標を立てて、そこに到達するまで突き詰めて勉強していくといった感じでした。
最後は自分との戦いでした。

スケジュール

スケジュールに関しては、予備校のカリキュラムに沿って勉強していました。

いつの時点でどの科目を勉強していたかはこんな感じです。
下の画像の四角の点線で囲ってある部分が教室講義です。
棒グラフのような部分が自宅学習です。

複数の科目をお皿回ししていくのは大変ですよね、、

講座自体は10月にスタートしていたようで、憲法はすでに教室講義は終わっていました。

私は1月から勉強をスタートしたので、憲法をどこかで自分のタイミングで(講義動画見て)勉強しないといけなかったのですが、他の科目で手一杯で結構遅い時期に勉強しました。

独学の方や、前年度から勉強している方は早い方だと5月6月くらいから市販模試を受けておられ、既に合格ラインにいる方もいる中で、私は手も足も出なかったので焦る気持ちがありました。

やってよかったこと


講師に言われていたのは、テキストや過去問に出てきた条文は必ず引くこと、周辺条文も読んでおくことです。
手間でしたが毎回ちゃんと条文を引いておいてよかったです。
単純な条文問題などは得点源ですし、記述も頻出の条文は押さえておいた方がいいからです。

公法系
私法系

ルーティン

インプットとアウトプットは同時進行でした。 
かなり負荷がかかりますが、インプット時点で分からなかったことが、アウトプットしてみて理解できて、同じことをまたインプットすると自分の知識になりました。

週に2回程講義があり、講義と講義の間に以下のルーティンを必ず行いました。
こちらは読み飛ばしていただいても大丈夫です。

・予習
次回で進みそうな範囲のテキストのページを2〜3回読む
余裕があれば出てきた条文を引いて、条文番号にマークしておく

・講義
講師の言うことをメモ
その場で理解できないことも多いので私はとにかくメモ魔でした
(本当に日本語で話しているのか?違う国の言語なのでは?と思いました。今思えば、だいぶ噛み砕いて説明してくれていたと思います)

・復習
・すぐにアウトプットする
=テキストと同じ範囲の一問一答の問題集を解いて解答の解説を読む
(問題を解くことよりも解説を読むことが大切)
・テキストを2回程読み返す
(解説を読んだ後なのでポイントが分かり理解が深まる)
・条文を引く
出てきた条文は必ず引いて読む、できれば前後の条文も読んでおく
条文番号にマーカーを引く
・過去問を解く
(問題を解くことよりも解説を読むことが大切)

以上のルーティンを日々行なっていました。 

教材

使用した教材はほとんどが予備校のものです。
私が受験した年が2021年なので今は少し変わっているようです。

〈予備校の教材〉
・科目毎のテキスト
・科目毎の一問一答形式の問題集(復習ドリル)
・過去問集(ウォーク問)
・六法
・科目毎の小テスト(科目別答練)
・講師オリジナルのレジュメ
・記述対策の小冊子

他に行政法の問題集、民法の問題集、一般知識の市販本、全て公務員試験用のものを購入しました。
蛇足で、司法書士試験用の民法の問題集を上・中・下を揃えたのですが、行政書士試験よりも論点が先の出題が多いこと、判例も行政書士試験に出てこないものが多く、時間がかかりすぎたのでやめました。

話逸れますが、Twitterで前年度の合格者の方で同じ講座を利用していた方は、上記に加えて民法の導入本、法律の読み方の本、記述対策の市販本、市販模試も使って勉強していて、真似したかったのですが、私にはキャパオーバーでした。

教材についてはご自身でお持ちのものを繰り返し勉強されるのがいいと思いますのでイメージだけ伝わればと思います。

勉強時間

次に学習時間です。
まとめ方が下手ですみません。

2021年1月7日〜30日  121時間

2月  125時間30分

3月  104時間40分

4月   119時間

5月   156時間

6月  130時間10分

7月   143時間30分

8月  171時間30分

9月  190時間15分

10月  233時間10分

11月1日〜14日  105時間35分

合計1600時間

特殊例なのであまり参考にはならないかと思いますが、、
上記は勉強に集中していた時間のみの記録です。
ただ机に向かっていた時間はもっと長かったです。

司法試験予備試験の受験生の友人は、予備試験の直前期には1日18時間勉強して、食事も勉強しながら摂っていたそうです。
私も真似したかったのですが、集中できる最大の勉強時間は1日10時間が限界で知的体力のなさを実感しました。
10時間でも体感としては丸一日ずーーーっと勉強しているような感覚を覚えました。

模試

模試は7月から予備校の模試が始まりました。
気持ち的に全然追いついておらず受けたくなかったですが、最初の模試を受けてみて一応合格点でした。

模試は8回受けました。
予備校の会場模試をLEC5回、TAC2回。
自宅で伊藤塾1回。
単純に手が回らなかったので市販模試は利用しませんでした。

8回中、1回は力及ばずでしたが、それ以外は合格点でした。

模試の結果にご興味があるという奇特な方がいらっしゃれば、私のTwitterアカウントがあるのですが、そちらのメディア欄を少し遡っていただけると2021年の投稿に模試の結果のスクショ画像がございます。

Twitter 名前 くま🧸行政書士🤍
Twitter ID   @2021_bell

本試験


緊張して寝不足でした。
本試験で問題を解く順番は人によりそれぞれあると思います。
私は憲法を飛ばして解いていたのをすっかり忘れていました。
残り10分で見直ししようとした時に気づいて頭真っ白で心拍数が上がって手が震えました。
他にも解いていない問題と合わせて択一10問くらいを一気に解いて試験時間が終了してしまったので、落ちたと思いました。

本試験での結果が以下でした。

憲  5/7
民  7/9
行 17/19
商   3/5
多肢 8/12
一般  11/14
記述 22/60
記述抜き 188 
記述込み 210

まとめ

模試で安定して合格点以上を取れる状態で本試験に臨みました。
本試験直前まで成績は伸びたので、最後まで諦めない気持ちが大切だと思います。

もし読まれている方が今年の行政書士受験生であれば、心より応援しています。
今後行政書士試験を受けてみようかなと思われている方や、他の資格の受験生の方も何らかの参考になれば幸いです。
過去受けたことのある方でしたら試験が懐かしいなと思われましたでしょうか。

お読みいただきありがとうございます。
今後もnoteやTwitterなどでお目にかかることができれば嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?