日記の習慣~60代のくらし方
今年こそはとはじめる日記。
毎年同じように元日にはじめて、三日坊主とは言わないまでも、一か月続いた試しがない。
そして「一年の計は元旦にあり」だと、年末に来年こそはと日記帳を買い求める。
そんなことを毎年くりかえしていた、去年までは。
しかし、今年はちがう。もう半年になるが、まだ続いている。
奇跡だ、と家族は言うが、これには理由がある。
あまりにもいろんなことが起こりすぎたからである。
昨年末あたりから、車や大きなものが壊れたり、親族の不幸、家族の入院など、毎月何かしらが起こった。
もちろん、落ち込んだりもしたし忙しかったけれど、そんな気持ちを日記を書くことでコントロールしていた部分があると思う。
また、六十代になって、毎日の記録をつけなければという思いもあった。
ゴールデンウイークを過ぎたあたりから、生活が落ち着きはじめ、気持ち的にも落ち着いてきたが、日記は書き続けた。
何でもいいから書き続けていた。天気だけを書いた日もあるが、とにかく何か書かないと気持ち悪かった。
やっと、日記が習慣化した瞬間である。
そして、意識が変わった。
毎日、少しでも書き続けているうちに、内に向けて書いていた日記から、外に向けて発信したくなった。
今までも、ブログなどは書いていたが、書いたり書かなかったりの差が激しく、期間を空けてしまうことがよくあった。
その発信を極力頻繁にしたくなった。
元々、書くことが好きだったのを再確認したということだ。
そのきっかけを、日記がくれたことになる。
もう、日記を中断することはない。
この年になっても、毎日を浪費していた去年までの私にとって代わり、充実した毎日を過ごせるのではないかと、期待している。
六十になって、やっとかと言われそうだが、お気になさらず。
私は生まれ変わった自分にワクワクしている。