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あなたは大丈夫?クラミジア感染症について

こんばんは(^ ^)クマです!

以前、卵管因子のところでも少し出てきたクラミジアですが

スクリーニング検査にて調べてみると、知らず知らずのうちに感染している方が割と多いので、詳しく知っていただきたいなと思い、今日はこちらを詳しくお話していこうと思います。

それでは、どうぞ!


◎クラミジア感染症って?

クラミジアは、性交渉によって感染する、性感染症の一種です。細菌による感染症です。

性交渉により感染し、子宮頸管炎に始まり、徐々に上の方、つまり、子宮や卵管にまで広がっていきます。厄介なことに、クラミジアは感染したことに非常に気が付きにくい感染症です。気がつかない間に、感染がどんどん広まり、不妊をはじめとする様々な合併症を引き起こします。

自覚に乏しいことから、感染が拡大しており、16〜25歳の男女のうち5〜6%は感染していると言われています。特に女性に多いとも言われています。

また、性器だけでなく口にも感染が広まっています。口に感染した場合、性器よりも治りにくいと言われています。



◎クラミジアによる不妊

女性の場合、クラミジアに感染しても無自覚のことが多く、感染が長期化し、不妊や子宮外妊娠を引き起こしやすくなっています。

不妊を訴えて受診したらクラミジアに感染していたというケースも少なくありません。

なぜ不妊や子宮外妊娠が起こりやすくなるか解説していきます。

*なぜクラミジアが不妊の原因になるの?

炎症を繰り返すことにより卵管内腔や卵管周囲に癒着が生じてしまう。そうすると、卵管が狭くなったり、つまったりするため受精卵の通過を妨げてしまいます。よってなかなか妊娠に至らないという事態に陥ります。これがクラミジアによる不妊の原因です。


*なぜクラミジアが子宮外妊娠の原因になるの?

卵管内腔がクラミジアによる炎症によって障害を受け、受精卵の輸送機能が低下してしまいます。そのため、受精卵が運ばれるべきところに運ばれず、卵管内に着床してしまいます。これがクラミジアによる子宮外妊娠の発生原因です。



◎クラミジアを放置するとどうなるの?

炎症が骨盤腹膜炎よりさらに上に広がると、肝臓周辺の炎症を引き起こします。よって激しい痛みをきたします。



◎妊婦の感染はどうなるの?

妊婦がクラミジアに感染していると産道を通じて赤ちゃんにも感染します。

赤ちゃんが肺炎を起こしたり、結膜炎を起こしたりします。

まれに、絨毛膜羊膜炎を引き起こし、流産や早産の原因にもなることがあります。



◎治療は?

基本、抗生剤を使用します。妊婦には使えない抗生剤もあるので、知らずに感染してて妊娠した場合、治療を行う時には抗生剤に種類に注意が必要です。医師が処方するので大丈夫だと思いますが、妊婦に使えない抗生剤があることは覚えておいた方がいいかもしれませんね!



検査は、採血によって分かりますので、ぜひ1度調べてみてはいかがでしょうか?


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