見出し画像

3日坊主 お気軽に!~行動を続ける秘訣はここにある~|#007

『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木 邦治 です。

前回を含めた、#005#006 では、
モティベーションがどうしても続かない!?
という方へ向けて、

「モティベーションとは結果であり、育てていくものである」
ということをお伝えいたしました。

今回は、行動を続けるコツについてお伝えします。


1.3日坊主 お気軽に!

これは、佐々木が学び、実践している「原田メソッド」からの引用です。

原田教育研究所が運営している YouTube Channel 『朝刊!原田先生』に投稿されている
【#025 3日坊主 OK!】
拝借いたしました。

約4分の動画ですが、結論をお伝えしますと、「続けることがとても大切」ということです。

人間には、どうしても楽な道を選んでしまうという本能があります。
だから3日坊主になってしまう訳です。
なぜか、3日で止めてしまいます(笑)

だから、5日目から再開すればいいじゃん!!ということです。

3日坊主になったとしても、
負けずに2回3日坊主を繰り返せば、6回の実践。
あきらめずに3回繰り返せば、9回の実践。
根性で4回繰り返せば、12回の実践になります。

よくビジネスの世界で言われている

「成功するまで続ければ、必ず成功する。だから失敗は存在しない。あるのは学びだ」

と同じだということです。

2.人間がサボるのはDNAに刻まれた本能である

ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは、人間が生命を保つために、DNAに刻まれた本能であるということです。
だから、過剰に自分のことを責めたり、卑下したりする必要がないということです。

ホメオスタシス(恒常性維持機能)について、以下、お伝えします。

(1)ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは

ホメオスタシスは、外部の環境にかかわらず、一定の状態を保とうとする調節機能です。
ホメオスタシスが働く具体例は、以下のとおり。
①気温にかかわらず、体温を36度程度に保つ。
②身体のなかに細菌などの異物がない状態を保つ。
③軽いけがをしたりかぜをひいたりしても、時間が経てば健康な状態に戻る。
④塩分濃度や血糖値など、体液の組成を一定に保つ。
⑤体内の水分量を一定に保つ。
⑥ダイエットを始めても、体重が減りづらくなる。

STUDY HACKER が運営しているブログ
ホメオスタシスとは? 自分を “変える” メカニズムを解明!より引用

繰り返しになりますが、人間が生命を維持するために現状を維持しようとする本能としてDNAに刻まれているということです。

(2)心理学や自己啓発で使用されるホメオスタシスの意味

先程の STUDY HACKER が運営しているブログにもありますが、ここは佐々木の言葉でお伝えします。

生命を維持するために、自立神経などによって制御されているホメオスタシスは人間の心理にも本能として現れます。

今の現状を維持しようと、本能的にホメオスタシスが働きます。

人間の脳が新しく始めることを無意識で抵抗し、排除して、現状を維持しようとする働きです。

これは、心の安定を目的にするならば非常に優れた本能なのですが、
自分を成長させようとするときにはとても邪魔になるものです。

例えば、新しい英語のスキルを身に付けようと学習を始めても、その学習が続かない。
つまり、3日坊主になってしまうということです。

これは、今までと違う自分、生活スタイルを取り入れようとするから、私達の本能が抵抗を示して、ホメオスタシスに則って英語の学習を止めてしまうということです。

私達が顕在意識でどんなに自分は変わりたい!英語が喋れるようになりたい!ビジネスで英語を使いたい!と思っても、
私達の潜在意識では、変わらなくていいから英語の勉強は止めてください、と言っているということです。

現状維持が衰退となってしまう現代において、とても扱いづらい本能を私達は持っているということになります。

3.ホメオスタシスに打ち勝って、行動を続ける方法?

(1)ホメオスタシスの仕組みからヒントを得る

残念ながらホメオスタシスに打ち勝つ方法はありません。
私達のDNAに刻まれた本能だからです。

だから、ホメオスタシスに打ち勝つための強い意思を持つのではなく、
人間の心の仕組みを上手く活用してやればいいわけです。

#004 どうして自分は変わることができないのか?
で「マインドの3原則」を紹介しました。

マインドの3原則
1.自己イメージがプラスであれ、マイナスであれ、私達は自己イメージに沿うように思考したり、行動したりする
2.「昨日までの現状を維持する」という「本能のシステム」が存在している
3.自分が設定しているゴールに沿った情報しか認識できず、ゴール以上の成果を出せない

この3原則に則って、自分を変えればいい訳です。

今までの自分のまま、習慣を変えようとするから、
新しい習慣、
例えば、英語の学習が、続かない訳です。

(2)ホメオスタシスの仕組みを活用する

コーチングでは「ゴール」といいますが、
目的・目標を設定して、

その目的・目標を達成している未来の自分ならばどうするか、
どんな生活、生き方をしているかを設定して、

毎日少しずつでも、一歩でも、半歩でも近づくためにイメージして、
その通りに言葉を発し、行動して、
自己イメージを作り上げていけばいい訳です。

つまり、コンフォートゾーンを目的・目標設定によって広げてしまえばいい訳です。

コンフォートゾーンとは、快適な空間、居心地のいい場所を意味します。

米国ミシシッピ大学ビジネススクール教授のノエル・M・ティシー氏による成長に関する環境を三つに分類する学説の中で上記のように解説されています。

つまり、今まで慣れ親しんだ環境に安住していること。

以前の佐々木のように、
今までの自分を変えずに新しいことにチャレンジしても失敗してしまう、
安住しているその環境のことをコンフォートゾーンといいます。

(3)目的・目標を達成している未来の自分の設定方法

目的・目標を設定して、達成している未来の自分の設定の仕方を簡単ですが、お伝えします。

・目的:何のために
・目標:目的に辿り着くまでの標(しるべ)

この2つを明確に設定して、
目的・目標を達成している自分はどういう状態なのか。
または、ふさわしいのか、
自分で決めることです。

①最高の自分がどんな状態にいるのか
・具体的に、理想の一日を前日の夜に計画して翌日を過ごし、振り返って前日の夜の計画を実行できるようにする
・最高の自分ならば、このような状況下ではどのような感情を感じ言葉を発するか、行動するか、できるだけ多く、そして細かく書き出して実践する
・計画には、どんな服を着て、どんな食事をして、どんな家に住むとか決めて妄想してみることも有効

②意識的にそのイメージがもたらす感情を味わう
感情の力はとても大切です。
行動の原因となるからです。

最高の自分を設定して、実践して、その感情を意識的に味わうようにしていく。
この物理的な訓練だけで50%程度、目的・目標に近づけます。
ビジュアライゼーションの研究で明らかにされています。

イメージ、ビジュアライゼーションは効果がないという言葉を度々聞きます。

その効果が現れないのはやり方が甘いからです。
1日24時間続ければ、遅くても3ヶ月後くらいには意識が変わっている自分に気が付くはずです。
最初はこれくらいやらないと効果がでません。

これを根気強く、1日24時間体制で実践してみてください。

#006 モティベーションがどうしても続かない!?という方へ vol.2 ~モティベーションの育て方~
で紹介した「目的・目標の4観点」を使うとハードルが下がります。

Udemy マーケットプレイスプラットフォーム 『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木邦治
【アラフィフからの目標達成~Self Coaching~】より引用

長文を最後までお読みくださり、ありがとうございます。

次回は、「どうしても自分を変えざるを得ない状況に自分を追い込むには?」についてお伝えします。

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木 邦治 コンテンツ紹介LP
■SNS:facebook  LINE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?