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インドネシアとマウイを繋ぐ「赤い地球」

「白い倍音の魔法使いの年」も一月半が経ち、月の月16日、KIN217(9・地球)となった。「赤い地球」の日が巡って来た事で、どうしても4日前の出来事を記録しておかなければと思うに至った。

G暦9月3日は、「白い倍音の魔法使いの年」の元旦から40日目で、東京国立博物館で行われていた特別展古代メキシコの最終日でもあった。目玉の一つが、パカル王の妃と考えられている「赤の女王」であった事から、その展示に関するシンクロをまとめた文章を『岩戸開き』第8号にも寄稿させて頂いたが、同日、私は横浜ナディアでパカル王を経由して届けられた『13の月の暦』のクラスを行っていた。

初心者向けの基礎クラスで例題に立候補された方がKIN88(10・星)であった。瞬時に、毎朝の体操時「黄色い星」の惑星ホロンを意識する際に「イースター島からチリのエリア」と口にしている事、前夜の『世界のふしぎ発見』がイースター島のモアイ特集であった事、そしてその番組のスポンサーである日立に勤めていた地球の父がKIN88であった事などを想起したが、時間が無くなるのでその場では口にしなかった。

それよりも、遊び方の一つとして、直近のKIN88を辿ってみる方法をその場でやってみせる事にした(クラスの時は前年の手帳も持参しているので)。すると、その日は元号「令和」が始まってぴったり4年目当日に当たるG暦5/1(惑星の月28日)であった。また、その日に書かれた解読限界ギリギリの小さいメモには「インドネシア製シャツをget」とあった。

その前日のG4/30にインドネシアからクリカのワークに参加して下さった方がいたので、その繋がりもあってメモしていたようだが、数ヶ月前の事なので、当然のごとく私はすっかり忘れていた。しかし、例題に立候補された方が他のキンではなくKIN88であった事には、人智では計り知れないものがある事をよく知っている私は、その場にいる方にとって意味があるかどうかはさておき、とりあえずメモを読み上げる事にした。

すると、その瞬間、出がけに冷房が強い場所で羽織えるようにとバッグに突っ込んだシャツが、まさにそのメモにあったインドネシア製のシャツだった事に気づいた。しかし、それはまだささやかな気づきで、立候補された方は、自身の職場にインドネシアの方が多い事と共に、クラスの冒頭、別な方によってシェアされた映画の内容がインドネシアの津波と関係があった事を指摘して思い出させて下さった。

その日が2回目の参加となったMさんが映画『ヒア・アフター』についてシェアをして下さった理由は、別に暦と直接関係がある事ではなかった。
インドネシアの津波を題材にイーストウッド監督が描いたこの作品を知っていた人は、その場に私以外に誰もいなかったが、その理由は、この映画の公開タイミングにあると考えられる。

実際【「赤い地球」の『ヒア アフター』】に書いた通り、私たちも4年前にイーストウッド映画を追う中で偶々知っただけで、それまで全く知らなかったからだ。東日本大震災の直前に公開されていた関係で、311(KIN77)直後に被災者への配慮から上映が中止されたのだ。詳細はKIN77に書かれた上記ブログに譲るが、そこには「津波はインドネシアの設定だが、撮影はハワイ・マウイ島で行われた」とも書かれていた。

加えて、『ヒア・アフター』の話をされたMさんの誕生キンがKIN77(12・地球)であった事が、午後になって明らかになった。Mさんのシェアの動機は、『ジョジョランズ』第1巻に登場するクマのぬいぐるみが、ヒアアフター冒頭に登場するものに酷似しているのに気づいて「これは何だろう?」とそのシンクロをシェアして下さったのだった。

映画と漫画の両方を見ていながら、それぞれに対して4年も離れた時間で接した私はその事実に全く気づいていなかったが、Mさんはほぼ同じタイミングで2つを見た事で何かを感じられたらしい。311の被災地でもある宮城県出身の荒木飛呂彦氏は大の映画ファンで、漫画のモチーフにも様々な映画の場面を取り入れているだけでなく、クリント・イーストウッド(承太郎のモデルと公言している)の作品は欠かさず見るほどのファンである。

帰宅後『ジョジョランズ』のどういう場面に登場するのか確認してみたら、ヤクの運び屋の場面だったので、間違いないと確信した。なぜならイーストウッド作品にはまさに『運び屋』というヤクの運び屋の話もあるからだ。つまり、そのシーンで荒木氏はイーストウッド作品2作に対するオマージュ的な表現をしたのだと思う。

何しろ新しリーズ(第9部)『ジョジョランズ』の舞台はハワイであり、イーストウッドファンの彼は、『ヒア・アフター』がインドネシアの設定でありながら撮影はハワイ・マウイ島で行われた事を知っているに違いないからだ。しかし、こういう背景を全く知らずに、素朴な疑問をいきなり持ち出したMさんがKIN77だったというのが驚きだ。

まさに、「赤い地球」がお告げをして、インドネシアとハワイ(マウイ)の繋がりを見出すよう促してくれたかのようである。しかし、それが印象深くなったのは、例題に立候補された方がKIN88であったからでもある。全ては、その場にいた人々の集合的な意識(知)によって成されるのだ。故人個人の動機はそれぞれありながら、何かを公にする事で、大いなる何かを発見する回路に接続するのだ。

私は、直近のKIN88が令和の始まりの日G5/1に繋がっていて事から、「令和」という元号と共に即位された今上陛下が、初めて親善訪問された国がインドネシアであった事も思い出していた。立候補された方は、やはり個人的動機を超えた見えざる「時間の働き」も担っていたのだと思う。

午後のクラスで『倫理プロジェクト』についてシェアしたのは、このプログラムが「マンハッタンプロジェクト」を反転させるために開発されたもので、1945年9月3日(KIN83)に創設された倫理研究所にその名の由来があるからであった。しかも、その日は創設78周年当日でもあったので、創設日のKIN83(5・夜)と反対のパートナーの関係になるKIN213(5・空歩く者)となっていた。

倫理プロジェクトが発表された1996年にブラジリアと東京で展示されたホゼのコラージュ作品「時間と生物圏」(トップ画像もその一部)は、高橋夫妻の依頼によって我が家で長年保管されており、2016年に渋谷で展示して以降は再び我が家で保管された状態にあったが、現在執筆中の新刊の関係で、7年ぶりに開封する機会が訪れた。

実際、それを開封したのは広島原爆78年当日の8/6(KIN185=「赤の女王」ことステファニーの誕生キン)であり、その2日後の8/8(KIN187=平成最後の日=2019年4月30日)にマウイで火災が起こったのだった。

マウイ島での火災はクラとマカワオが最初に起こったらしいが、その両方にアグエイアス夫妻は住んでいた。ドリームスペルが生まれた時はクラに、「時間と生物圏」を日本に送付した時はマカワオからだった。証拠写真を添付しておこう。

「時間と生物圏」を梱包していた段ボールケース

ちょうど、ナディアクラスの前日は、新刊の原稿として、阿蘇と高千穂を訪れた時の記事を編集していたのだが、そこに登場する元「時のからだ塾生」Nさん(KIN106)は、マウイから九州に飛んだナディアのゆみこさんと、大分でほんの数日前に邂逅していたのであった。全てが巨大な回路で繋がって同時進行している。(D)

月の月16日 9・地球(KIN217)

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《13の月の暦ワークショップ》
★10/15(日)五反田アネモネ「13の月の暦」で銀河意識の扉を開く
★アーカイブ【サイ時間単位(倫理プロジェクト)と5:7】

★アーカイブ【「白い世界の橋渡し」日本の銀河的ミッション】

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・小原大典「時のからだ」研究ノート
・「パカルの特別な13日」の由来と真の意味

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