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KIN140の特別展「古代メキシコ」

今日6月22日は、『13の月の暦』の365日暦で水晶の月24日、260日暦だとKIN140(10・太陽)。更に、この2つの暦を橋渡しするサイ時間単位ではKIN149(6・月)という日であった。

「赤い律動の月の年」の「赤い律動の月の日」(1999年4月12日)にパレンケの「碑銘(碑文)の神殿」のテラスで、パカル王と同じKIN190(8・犬)を誕生キンに持つ滝元さん(『マヤン・ファクター』監訳者)と、パレンケをモチーフにした銀河ツール「テレクトノン」のプレイをした私にとって、KIN149はパレンケと直結する日付であり、140もまたパレンケに深く繋がる数字である。

”140は、テレクトノンの数であり、私の聖なる比、260:364(+1)と同じ、5:7の比を完成させる(28×5=20×7)”

これは『パカル・ヴォタンのテレクトノン』115節)からの引用だが、140が「テレクトノンの数」である理由は、ツォルキン7列目「神秘の柱」の「銀河の音」の合計が140であり、「神秘の柱」の最終日もKIN140であり、パカル王の墓室へと向かう地下階段入口前にある「碑銘の神殿」中央パネルのマヤ文字までもが140文字だからである。 

それ故、KIN140とKIN149が重なる今日という日付に気づいた時、東京国立博物館の「特別展古代メキシコ」行くならここしかない!と思って日程を空けておいたが、その直感は大正解であった。

展示物の質と量、展示の仕方、全体の構成、図録、全作品撮影OKなど、実に革新的な展示で、これまで東博で体験した全ての展示の中でベストだと思える充実ぶりであった。

何しろ、1週間の水だけ断食から明けて2日目で(回復食期間で体重はまだ減り続けている)、前日は何故か全く眠れずに1時間余りの仮眠だけで会場へと向かったのだが、疲れるどころか2時間殆ど休みなくじっくり見てより元気になってしまったのだ!

博物館や美術館という所は、温度湿度管理の関係、もしくは展示物が持つ記憶の関係で、どんな展示内容であれ、大抵1時間位で目や喉が乾いてきて体が重ダルくなりがちな場所。それが、上記のような状態で訪れて、却って元気になってしまうのだから驚いた。まるでエンパワー(加持)された気分であった。私より2日長く断食していたLも全く同じ感想だったので、気のせいとも思えない。

加えて、今日は小雨混じりではあったものの涼しく快適な気温で、全く並ばず入場でき、一つ一つの展示物をゆっくり見ながら気に入った角度からそれを撮影できてしまう位に人がまばらであった。正午過ぎの入場というタイミングもあったかもしれないが、お陰で展示の素晴らしさを讃えながら丸2巡してしまった。今回の展示を企画し、実現して下さった関係者の皆様に感謝したい。

パカルの石棺が発見された様子を示すCG動画も見事で、KIN140にこれを見られたのは『13の月の暦』プレイヤーとして特別なものを感じざるを得なかった。ちなみに、NHKBSで7/16、総合で8/10に関連番組が放映されるらしい。これだけの展示、放映後はおそらく激混みとなるだろう。本気で展示物と交流したい方は、7月前半までの平日昼間を狙った方が良いと思う。

ところで、今日の星空の配置についてはまるで気にしていなかったのだが、出がけにFBの誰かの投稿が知らせてくれたので、帰宅後国立天文台サイトでも確認してみたら凄い事になっていた。月、金星、火星、そして獅子座のレグルスがほぼ同じ位置に集中していたのだ。獅子座生まれの私としては、この事実にも驚きながら、今日という日の巡り合わせに感謝するのみであった。(D)

水晶の月24日  10・太陽(KIN140)

追記:上野駅から東博に向かう途中、緑溢れる上野公園の中で、ストリートアーティストがボヘミアン・ラプソディをチェロで弾いていた。確かフレディ・マーキュリーはパカル王と同じKIN190だったはず...と思ったらやはりそうであった!最初からパカルに迎えられていたのだ!

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