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そういえばノートに絵を描くのが好きだった

イベント前の原稿〆切の時期になると、
「なんでおれはこんなめんどくさくて
しんどいことをやってるんだ」
と思うこともあります。
多分好きなんでしょう。
追い込まれて出せるパワーとか、
完成したときの達成感とか。
友人は印刷屋さんの特急料金は麻薬といってました。

好きなことをもっと楽しく。
そういえばわたしは、
子供の頃ノートに絵を描くのが好きでした。
らくがき帳よりもノート。
白紙より罫線がある方が好きだった。
勉強していない背徳感か、
おそらくまっしろのところに何かを描くのに
緊張していたのかな。

小学校の頃、お友だちとイラストの
交換日記をしていたことがあります。
たぶんここがルーツだった。
会話などは特になく、好きなものを描いて
情報を共有するノート。
1冊ではなく一人1冊の2冊で回してました。
具体的にはおしゃまな女の子の
着せ替えイラストのような、そんな感じ。
おしゃま。普段言わないな。
由来は俗語辞典によると、江戸時代に流行った
「猫じゃ猫じゃでおしゃます(=おっしゃいます)」
かららしいです。へーえ。

一度だけ、
わたしのノートをお友だちが教室に置き忘れ、
クラスの女子に見られたことがありまして、
それがすごく恥ずかしかったのを覚えています。
現在は人に見てもらうために絵を描いているのに
あれはなぜオープンにするのは
恥ずかしかったのだろうと。
不特定多数に見られるには恥ずかしかったのは、
思いのすべてがこもっていたからで、
特定の友人にしか見せなかったのは…ちょっとエモいな。
覚悟が出来ていなかった、という感情が
近かったのかもしれません。

最近はデジタルツールに移行しましたが、
グリッド線をいれると
ペンのノリがいいことに気づいて
ずっと実施しています。
線も鉛筆ブラシです。
あまり意識してなかったけど
ノートらくがきの続きをやっているのです。
デジタルは鉛筆の線がこすれないのがいいな。
手をめっちゃ汚すんでね。

下書き、これが
こうなる

あの頃のわたしに、
今はもうちょっとすごいものが描けるように
なってるんだよって伝えてみたい気持ち。
言えたとしても言わないけど。
いま描いているものは関西コミティア68に持っていきます。

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