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不思議とおいしくなる注ぎ方 3つの秘訣


礼法の先生が一推しのバーテンダーさんに
同じお水を誰が注ぐかで味が変わるということを
教えていただいた。

お水の種類の違いではなく、
同じお水なのに、
注ぎ方で味が違う。

本当に不思議で、マスターの手が魔法にしか見えない。
なぜか。

水の分子がかたくなっているのを
できるだけやわらかくするのだという。

水は、H2Oで、水素2つと酸素でできていて、
その配列によって、味が変わるという。
整列していると味がなめらかになり、
かたくなっているとおいしくない。

それでは、どうすればおいしくできるのか。

お水でもお酒でもおいしくなる
注ぎ方のコツは何か。

3つの秘訣がある。

1.ハの字で注ぐ
ハの字とは、注ぐときの手のかたちで、
リラックスしてからだをひらいて
やさしく薬指と親指をメインにボトルを持って
静かに注ぐ。

2.同じ太さで注ぐ
注ぐときの量は、一定量を保ち、
注ぎ始めから注ぎ終わりまで
同じ太さになるように静かに注ぐ。

3.体の真ん中でする
注ぐ行為を、必ず体の中心でする。


そして、なんと、
飲むときの飲み方でも味が変わる。

持ち方は、薬指と親指でグラスを
軽く持ち、
他の指は添える程度で
ぎゅっと持たない。

特に、人差し指は絶対使わない。

礼法の先生がおっしゃるには、
この持ち方は、筆と同じという。

筆を持つときも、薬指と親指で持って書き、
しかも、左足の薬指と小指で
踏ん張るという。

人差し指を使わないのは、
力が入るからだと思う。
余計な力が入ると、
字もうまく書けないし、
お水もおいしく注げない。

身体がリラックスしているときに
最高のパフォーマンスを発揮する。

水は、陰陽五行では知恵をあらわし、
その大いなる知恵から
生命が生まれていくし、
生命の源である。

その水を扱えるようになれば、
知恵を扱えるようになるということか。

自分の真ん中で物事を行う。
ちゃんと目の前の事象と
正中して向き合う。

自分も心地よくなるように
そしてその心地よさを
周りにも味わってもらえるように
今日のポイントを意識して、
おいしくお水をいただこうと思う。




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