れもん

自分の研究ノート。古文書、民俗学、仕事、日常で感じたこと。

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    Be a Free thinker. by Dead Poets Society in Japan

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最近の記事

人とかかわること、影響を与えること。

職業柄、同じ人とずっと一緒に仕事をすることは少ないが、 それでも半年くらい一緒に仕事をしてみると、 ある時、 これ以上一緒にいてはいけないと思う時がある。 これ以上一緒にいると、 自分自身が相手に影響を与えてしまう、 という危機感である。 この感覚は誰に対しても起こるものではない。 はっきりとした条件は分からないが、 ・繊細で、物事を深く受け取る人であること ・その人自身に魅力があること ・相手が自分に対して一定の興味を持っていること そんなところだとぼんやり思っている

    • やめる勇気。

      昔、 自分の能力に合っておらず、 環境にも馴染んでいないけれど、 途中でやめることなく、最後まで続けたことがある。 「よく続けたね」 と人から言われることが多いが、 これは単に「辞める勇気がなかっただけ」の話である。 何かを途中でやめることは、大きなエネルギーを使う。 そのエネルギーがなかったから、 惰性で時間を過ごしているうちに、 いつの間にか終わったのである。 根性があるのではなく、 やめる勇気がないからやめられない。 それでも、結果だけみれば 最後までやり遂げ

      • 猫と愛と、それから。(仕事で仲の良かった先輩の話)

        昔、お世話になった先輩がいました。 当時新人だった私は先輩にべったりついて仕事をしていたので、 先輩からの指示を理解すること、 そして忠実に実行することに、 1日のほとんどのエネルギーを費やしていました。 新世紀エヴァンゲリオンで言えば、 先輩とのシンクロ率を上げることにひたすら注力していたのです。 仕事の時間の大半をそうやって過ごしたのですから、 先輩の思考と私の思考は次第に同期されていきました。 最終的に先輩と私は、 何も言わなくても、同じパソコンのキーボードを2

        • ペンギン村の住民より。

          鳥山明先生追悼。 Dr.スランプアラレちゃん。大好きなアニメのひとつです。 鳥山先生の絵は、 正確なのに、デフォルメされていて、 なんて絵の上手な人がいるのだろうと思ったものです。 もちろんペンギン村の魅力的なキャラクター達との ドタバタな日常も非常に面白く。 絵もストーリーもキャラクターも、 すべてをハイクオリティで構成できる鳥山先生は 漫画界において大きな存在だったろうと思います。 冒頭に万葉集から額田王の歌を持ってきました。 天皇の死を船出にたとえて、 「こ

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        記事

          Be a free thinker, 自由思想家たれ(映画『いまを生きる』より)

          1989年制作のアメリカの映画、『いまを生きる』より、 常に心に刻んでおきたい台詞をいくつか。 ※映画のあらすじ 1.Carpe diem 先日の映画『パレードへようこそ』にも登場したが、人生は短い。 昔、仕事で世話になった先輩からこう言われたことがある。 「人生は何もしないにはあまりにも長く、何かを成し遂げるにはあまりにも短い。」 なにかの文学作品の言葉と言っていたと思う。 最近自分はこのように考えている。 可能な限り自分をレベルアップさせ、それを次世代に引き継い

          Be a free thinker, 自由思想家たれ(映画『いまを生きる』より)

          【名言】人生は短いんだ。(映画『パレードへようこそ』)

          『パレードへようこそ』は1980年代のイギリスで、同性愛者の団体(LGSM)が炭鉱労働者組合へ寄付をするという、実話を基にしたイギリスの映画。 冒頭のフレーズは、本映画に出てくる団体のリーダー、マークのセリフである。 マークは実在の人物で、同性愛者や炭鉱労働者をはじめ、様々な市民の権利を主張する活動を推進し、26歳の若さでこの世を去った。 『パレードへようこそ』は明るく楽しいコメディのため、それだけでも大変お勧めできる映画であるのだが、さらに面白いのは、同性愛者の団体が自

          【名言】人生は短いんだ。(映画『パレードへようこそ』)

          【方言】「いる」と「おる」

          2つの文は同じことを指しているようで、 実は異なるらしい。 桜の花びらが散って「いる」 →花びらが地面に落ちている状態 桜の花びらが散って「おる」 →花びらが木から地面へ落ちていく途中の状態 物事が「進行中」=「おる」 物事が「完了」=「いる」 という違いがあるということである。 現代では、「進行中」でも「完了」でも 「いる」を使用し、 「おる」は方言となっている。 ただ、愛媛出身の友人に聞いたところ、 「いる」と「おる」は 指している状態が明確に異なるようである。

          【方言】「いる」と「おる」

          みんなで翻刻

          「みんなで翻刻」というサイトを見つけた。 元々は京都大学古地震研究会が立ち上げた プロジェクトらしい。 その後、国立歴史民俗博物館、東京大学地震研究所、 京都大学古地震研究会の協力を得て、 現在の形になったとのこと。 サイトにアップロードされた古文書の文字を PCやスマホから活字で打ち直す作業を 全国の有志で行うこのプロジェクト。 自分は今まで趣味としてくずし字解読を行ってきた。 しかし、これからは 「みんなで翻刻」のサイトを通じて 自分の翻刻を全世界の人に共有できると

          みんなで翻刻

          生きるとは、やることがあるから。

          サッポロビール(黒ラベル)のCMはいつも勉強になる。 妻夫木聡が、大人エレベーターで カッコいい大人の人生哲学を聞きにいく、 あのシリーズである。 今年の正月、そのCMのゲストは奥田民生だった。 シンプルで、ガツンと来た。 生きることを肯定も否定もしていない。 生きてもいいし、生きなくてもいい。 用事があるなら生きればいいし、 この世に用がないなら去ってもいい。 自分はまだ社会に対してやらなければならないことがあるので、 生きていく予定である。 自らの使命を全うし、次

          生きるとは、やることがあるから。

          明日からもこうして生きていく

          三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、自分の生き方は生涯変わらないだろう。 自分は今まで7割の力で、複数の物事を同時並行で行ってきた。 これからも、仕事や趣味、その他のことを全て7割の力でやることになるだろう。そして、そこそこの結果を得られるだろう。 ただ、学校の国語だけは成績が良かった。 好きなことと能力が世の中に上手く当てはまれば、7割でもそれなりの結果が出るのかもしれない。

          明日からもこうして生きていく

          理由

          尊敬する人がいる。 自分の声を聞きながら、外の世界との対話を常にしている人。 先週、尊敬する人の作品を見た。 自分が見てきた彼の世界のキーワードが随所に散りばめられていた。 そしてそこには1つの大きな世界が構成されていた。 自分もなにか形として残したい。 noteを始めた理由のひとつはこれ。 もうひとつはアウトプットの機会を増やすこと。 仕事をもう一段階レベルアップするには、 自分の思考を言語化し、見直すことが必要だと感じた。 それに思考が頭に蓄積されている状態