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それは歪んでいる

更年期障害期を抜けた気がする。アレがはじまりだったのかな…から実に4年。仕事に行けない日が続いたり、とりあえず動ける日が「調子の良い日」だったり、心療内科に相談したほうがいいかもしれないと予約をしたり取り消したり。家族にも職場にもずいぶん迷惑をかけたと思う。ホルモン剤、漢方薬、ヨガ、サプリ、思いつくものはすべてやった。今、私めっちゃ元気だわ、と思う。おつかれさん、私のホルモン。

それで、元気なのはいいが、この2月から3月のえげつないシフトはどうにかならんかったのか。20代の子らが体力的に「しんどい」と文句をいうシフトをBBAに課すんじゃねえよと言ったら「藤田さんまだまだそんなあ」などと言われたが「そんな」だよ!労われ。

姪っ子が子どもの写真や動画を送ってきてくれた。1歳半。かわいくてかわいくて、ただそれだけの感想しか出なくて、気が付いたら満面の笑みで私はその動画を何度も見ていて、あああ、会いに行きたい。母からもいつ帰ってくるのかとLINEがきていた。

国立科学博物館でコレが始まる。今日からか。

お嬢が何回行こうかなと言っていたが、そりゃそうだ。海展も私は逃してしまったのでこれは行きたい。ぜったい行きたい。なんでここは東京じゃないのだ。私の犬がいなくなった今、ここにいる理由が私には、ない。

ここじゃないどこかに住むとして、やはり東京だろうと思っている。ただ今は仕事があるから、それは夢物語なんだけれども、定年後は…などと考える。私の諦念。いや、定年。

実は順調にダイエットがすすんでいる。息子の卒業式の日にワンピースのファスナーがあがらなかったけど、無理矢理あげたら破れたけど、ちゃんとすすんでいる。
今年になって、さすがに健康面というか膝面で危機感を感じて、積極的に歩いたり階段を使ったり、先月はなんと休肝日が6日もあった。飲むときも500缶6本飲んだりしない。階段を降りるときの痛みも無くなったし、明らかに腹の出具合がちがう。当社比。それでもまだ体重自体は前代未聞の域なのだが、3キロ弱くらいは減っている。1ヶ月1キロペースだからちょうどいいくらいなのではないか。意識するとしないとではこんなに違うのかと今さら思っている。

雨が降ると「れーち、今日はさんぽにいけないねえ」と思う。思って、いないことを思い出す。でろでろに疲れて仕事から帰る。玄関で靴を脱ぎながられーちーとつい呼んでしまう。てくてくリビングからやってきたれーちをママちゅかれたよぅーと言いながらひとしきり撫でるあの儀式をもう一度やりたい。れーちに会いたい。実は、そのへんを歩いている(ちいさい)犬を見るとイラッとする。子らに、それは歪んでいると諭されたけどどうしようもない。なるべく見ないようにしている。

さて、図書館に本を返しにいかねばならない。冷蔵庫の中もからっぽ。食パンすらない。すごく、いい天気。

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