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続・死んだ鼻の話

私の死んでいる鼻の話。
4月下旬にコロナウイルスに感染して、そこから私の鼻は死んでしまった。
あれからもう5ヶ月。

そろそろ復活の儀式を終えて復活していると思ったでしょ?
私もそう思ってた!

実際は私の鼻はまだ半分以上死んでいる。
5ヶ月も経ったのにまだ死んだままなのかと驚かれるかもしれないが…半分ほど回復した意識はあるが全開とは言えない。

たまに柔軟剤やシャンプーの甘い香りはとてもよく香るようになって「戻ってきた。黄泉の国から戦士たちが帰ってきた。続け!戦士たち!」という高揚した気持ちになるのだが、そのセリフを言い切らないうちに鼻の感覚はなくなるのだ。

ひと月ほど前からたまに煙臭いと感じることが多くなった。
誰かが蚊取り線香でも炊いているのかなと思っていたのだけど夫に問うても、そんな匂いはしないと一蹴されてしまう。火事かな?とか誰かどっかで火を炊いてるのかな?とかすべてウソ。
調べてみると脳のシナプスを再生するのに神経回路にバグが発生してそういった臭いがすることがあるらしいのだ。
最近ではプラスチックが焦げたような匂いがする。
なんだか悪化しているようで悲しい。
炭酸飲料の甘いジュースなど飲むとそのプラスチックの焦げたような匂いと風味がして飲めたものではない。最近の私の愛飲飲料は水だ。水は一番うまい。

そんなこんなでまだ鼻は死んでいるし味覚もまだまだ自信がない。
そんな私も近々ワクチンを打つ予定だ。
副反応でまた鼻が死んでしまわないか、今度は熱が出ちゃったりしないか不安ではあるが仕方ない…
注射嫌いなんだけどなぁ…

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