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テニス【都市伝説】

学校にまつわる都市伝説がある

夜中にその校舎を訪れ誰もいないテニスコートに行き、1~6ゲームの間で指定し
「試合をしませんか」
と言って、相手のコートにガットの切れたラケットとボールを置く。この時、出来るだけボロボロの物を渡す事をおすすめする。
暫くすると

トーン、トーン

と地面にボールを打ち付ける音がして、誰もいない筈のコートからサーブが放たれる。
相手のガットが切れている事もあってそこまで強いとは言い難いが、それなりではある。
ルールはとにかく指定したゲーム数先取する事。

そうすれば金でも地位でも、勝ったゲーム数に応じて欲しい物が何でも一つ手に入る。

ただ、ゲームを一つ落とす度に、内臓を一つずつ取られるらしい。
胃だったり肝臓だったり小腸だったりと、バラバラではあるらしいが、とにかく、その内臓を使ってガット直すのだそうだ。負ければ負ける程相手のガットが修復されていくので、その分負ける可能性も高くなる。
勿論内臓も無くなっていくのだから、1ゲーム目で勝負が決まる事もあるかもしれない。

運が良ければ全勝出来るだろう。

私は県大会にも出場した経験があるので、お金目当てに一度試した事がある。
結果は……まぁ生きているとだけはお伝えしておくとして、あとは諸君らの度胸と腕を頼りに勝ち取って頂きたい。

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